白鹿洞書院

概況:
白鹿洞書院は、中国江西省九江市にある庐山の五老峰南麓に位置する、千年以上の歴史を誇る中国四大書院の筆頭に数えられる名門書院です。唐代に李渤兄弟が学問に励んだ地として知られ、その名は李渤が飼いならした白鹿に由来します。南宋時代には朱熹によって再興され、彼が定めた『白鹿洞書院揭示』は東アジアの教育に広く影響を与えました。広大な敷地には明清時代を中心とした美しい古建築群が並び、貫道溪の清流と古木に囲まれた静謐な環境は、訪れる人々を学問の神聖な空間へと誘います。世界文化遺産および全国重点文物保護単位にも指定されている、中国教育史を語る上で欠かせない史跡です。

見所:
朱熹を祀る朱子祠や、皇帝から賜った書物を納めた御書閣は見逃せません。
明代に築かれた思賢台は園内で一番高い場所にあり、白鹿の像が置かれた洞窟や、書院全体を見渡せる眺望が楽しめます。
かつて講義が行われた明倫堂や、学者たちの交流の場であった文会堂では、当時の学生や学者たちの息吹を感じることができます。
園内には50か所を超える摩崖石刻と150通を超える碑刻が残り、歴史の重みを伝えています。

入場料:大人40元
中国語名:
白鹿洞(bái lù dòng)
中国語名の読み方:
バイ ル ドン
英語名:
Bailudong Cave
白鹿洞書院の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):7:30~17:00
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:00~17:00
白鹿洞書院へのアクセス:
住所:江西省九江市庐山区海会镇环山公路27号
公共交通機関:
九江駅からは、長虹立交橋東駅で63路バスに乗り換え、海会鎮駅で下車します。海会鎮駅から書院まではタクシーを利用するか、徒歩で向かうこともできます(約4km)。
注意事項:
園内は石畳の道や階段が多くありますので、歩きやすい靴でお越しになることをお勧めします。 貴重な文化財を守るため、建物や石刻にはむやみに触れないようお願いします。 静寂な学問の場ですので、お静かにご見学ください。 お手洗いは入口付近など限られた場所にありますので、あらかじめご用を足しておくことをお勧めします。
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