龍宮洞

概況:
龍宮洞(りゅうぐうどう)は、中国江西省九江市彭沢県天紅鎮にある、大自然が創り上げた巨大な鍾乳洞です。1978年に発見され、その洞窟の様子が古典小説『西遊記』に登場する東海龍宮に似ていることからこの名が付けられました。洞内は一年を通じて気温が18度前後に保たれており、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。龍宮洞風景区は、龍宮洞、玉壺洞、玉仙洞といった鍾乳洞群のほか、千年の歴史を持つ仙真岩寺廟、森林公園などで構成される国家AAAA級観光地です。広大な洞内では、長い歳月をかけて形成された数々の石筍や鍾乳石が、カラフルなライトアップにより神秘的な光景を織りなしています。特に「水晶宮殿」と呼ばれる広間はその規模の大きさで知られています。

見所:
龍宮洞の「水晶宮殿」:高さ60メートルにも及ぶ広大な空間で、天井から垂れ下がる宮殿の灯りのような鍾乳石と、中央に置かれた「龍王の玉座」が圧巻です。
玉壺洞の舟遊び:水洞と旱洞からなる洞窟で、700メートルにわたる水洞を舟に乗って探検できます。かつて洞窟内でバスケットボールの試合が開催されたこともある広間は、ギネス世界記録にも認定されています。
仙真岩の古刹:蜀漢時代の227年に創建されたと伝わる歴史ある寺廟です。天王殿や大雄宝殿などの建物が山あいの景色に調和しています。
「定海神針」:洞頂から地面までをつなぐ一本の石筍で、まるで孫悟空の如意棒のようであり、龍宮を支える柱のようにも見える名所です。
森林公園と情人谷漂流:周辺の豊かな自然を楽しめるエリアです。緑に囲まれた散策路や、川下り体験もできます。

入場料:
大人の入場料は80元です。ただし、時期によっては各種割引が適用される場合があり、例えば「中国旅游日」などには55元になることがあります。現地での観光車(15元)や舟遊びなどのオプション料金が別途かかる場合があります。
中国語名:
龙宫洞(lóng gōng dòng)
中国語名の読み方:
ロン ゴン ドン
英語名:
Longgongdong
龍宮洞の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~17:00
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:30~16:30
龍宮洞へのアクセス:
住所:
江西省九江市彭沢県天紅鎮龍宮洞風景区
公共交通機関:
九江長距離バスステーションから「楊梓」行きのバスに乗車し、「天紅鎮(龍宮洞)」で下車します。バスの運行は1日2本(9:30、13:30)です。あるいは、「定山」行きのバスに乗り、現地で「天紅龍宮洞」行きのバスに乗り換える方法もあります。九江駅からは27路バスで九江長距離バスステーションへ向かうことができます。
注意事項:
洞内は一年中涼しく、外気との温度差があります。特に夏場の訪問では、一枚羽織るものをお持ちになると安心です。 洞内の通路は滑りやすく、階段もありますので、歩きやすい靴でお越しください。 何十万年という長い年月をかけて形成された貴重な鍾乳石や石筍を守るため、触れたり傷つけたりすることはお控えください。 龍宮洞から玉壺洞までは、有料の観光車(15元)を利用するか、徒歩(約1km)で移動できます。混雑時を除き、景色を楽しみながらの散歩もお勧めです。 景区の入口には有料の駐車場(5元/回)があります。自家用車でお越しの場合は、ナビゲーションを「龍宮洞風景区」に設定してお越しください。
龍宮洞についてのお問い合わせ
龍宮洞についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ