石鍾山

概況:
石鐘山は江西省九江市湖口県に位置し、宋代の文豪蘇東坡の千古の名篇『石鐘山記』で知られる歴史ある景勝地です。鄱陽湖の出口、長江と湖が交わる要衝にそびえ、海抜61.8メートル、面積0.2平方キロメートルの小高い山ながら、天下の奇観として知られています。山名の由来は、山腹に無数の洞窟や隙間があり、波が岩肌を打つ時に鐘の音色のように美しい響きが立ち上ること、そして全体が中空で鐘の形をしていることからきています。北宋元豊七年(1084年)、蘇東坡は長男の蘇迈を送る途中で実地を訪れ、夜更けに小舟で絶壁の下に乗りつけ、水が石穴に打ち寄せる「噌吰(そうこう)」たる音を聞き、真の由来を確かめました。今も南北二つの山があり、それぞれ上鐘山、下鐘山と呼ばれており、历代の文人墨客が詠み残した石鐘山文化を今に伝えています。

見所:
江上草堂・蘇山園・芸芬館などが点在する古典庭園は、江南庭園の粋を凝縮しています
朝廷の楼船を再現した昭忠祠と報国寺は、太平天国の歴史を知る貴重な施設です
山頂の江天覽勝亭からは、長江と鄱陽湖が合流する雄大な景観を一望できます
山麓の碑廊には、歴代の文人が詠んだ詩文碑が立ち並び、特に蘇東坡の筆跡を模刻した石碑は必見です
石鐘山記の情景が彫られた石壁や、実際に石を叩いて音を確かめる体験コーナーもあります

入場料:44元/人(学生証提示で半額、70歳以上・軍人・障がい者は無料)
中国語名:
石钟山(shí zhōng shān)
石鍾山の観光時間:
季節により異なりますが、基本的には8:00~18:00(17:30までの入場)
ハイシーズン:7:30~17:30(春節、清明節、労働節、国慶節などの大型連休期間)
ローシーズン:8:00~17:00(通常時期の冬季を含む平日)
石鍾山へのアクセス:
住所:江西省九江市湖口県石鐘山大道60号(鄱陽湖東岸)
公共交通機関:
湖口駅からのアクセスが便利です。
湖口駅(九景衢鉄道)からタクシーで約15分、料金は20~25元程度です
湖口駅前から石鐘山行きのバスも運行しており、路線22で約30分、運賃は2元です
九江市内からは長江大橋を渡るバスで湖口県城まで行き、そこからタクシーまたはバスで約10分です
鄱陽湖周遊観光船のコースにも含まれている場合があります
注意事項:
山の麓から頂上まで石段が続いています、歩きやすい靴でお越しください
長江と鄱陽湖が合流する地点だけに風が強く、特に春先から夏にかけては急に天候が変わることがあります、折り畳み傘や軽い上着を持参されることをお勧めします
石鐘山の見どころは音と景観、騒がしい時や天気の悪い日では本来の趣きが半減します、比較的静かな午前中のご訪問が最適です
園内の鍾を叩く体験では、施設の方の指示に従って正しい場所を叩いてください、無闇に石を叩くと他の観光客の迷惑になります
蘇東坡の詩碑には触れず、遠慮なく拝観してください、磨耗の原因となります
鄱陽湖周辺には淡水魚料理が名物です、特に「鄱陽湖銀魚」「湖口酒糟魚」は絶品ですが、魚料理は新鮮なものをと言うことで、ご飲食の際は衛生面にご注意ください
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