含鄱口

概況：
含鄱口は、中国江西省九江市にある廬山風景区内の標高1286メートルに位置する人気の観景スポットです。五老峰と太乙峰の間にあり、その地形が鄱陽湖の水を飲み込むように見えることからこの名が付けられました。ここは廬山で日の出と雲海を観賞する最も有名な場所として知られており、「廬山第一奇観」とも称されています。特に早朝には、太陽が鄱陽湖の水平線から昇る壮大な景色を眺めることができ、多くの写真家や観光客に親しまれています。また、含鄱口は第四紀冰川の侵食によって形成されたU字型の谷口でもあり、独特の地質景観を観察できる点も魅力です。
見所：

望鄱亭での日の出鑑賞：廬山で最も有名な日の出観測スポットで、早朝には太陽が鄱陽湖から昇る壮大な光景を楽しめます
雲海の観賞：特に雨上がりの朝夕には、山肌を覆う広大な雲海を見ることができます
含鄱嶺の散策：全長数キロに及ぶ嶺の道を歩きながら、両側に広がる鄱陽湖と廬山の山々を一望できます
大口瀑布へのロープウェイ：含鄱口からは大口瀑布へ行く往復ロープウェイ（有料）も運行しており、雄大な瀑布景色を楽しめます
歴史的な石刻の観賞：エリア内には歴史的な石刻が数多く残されており、過去の文人たちの足跡を感じられます

入場料：
含鄱口自体の入場は無料ですが、廬山風景区の入場料（160元～190元）が必要です。大口瀑布へ行くロープウェイは往復で50元かかります。含鄱口(hán kǒu)ハン ポー コウHanpokou通年で6:00～20:00まで開放されています。住所：
江西省九江市廬山市牯嶺鎮廬山風景区内
公共交通機関：
廬山の牯嶺街から観光バス（東線）に乗車し、「含鄱口」バス停で下車します。牯嶺鎮からタクシーを利用する場合は約10分で到着します。日の出を見る場合は、少なくとも日出時刻の30分前までに現地に到着するよう余裕を持って出発しましょう。 山頂は朝晩の気温が低く、風が強いことが多いので、防寒着を準備することをお勧めします。 雨の日や霧の日は視界が悪くなる可能性がありますが、雲海を見られるチャンスでもあります。 歩きやすい靴を履いていき、特に早朝や雨上がりは足元に注意して散策しましょう。 自然環境を守るため、ゴミは必ずお持ち帰りいただき、植物や岩石を傷つけないようお願いします。