江湾鎮

概況:
江湾鎮(こうわんちん)は、安徽省、浙江省、江西省の三省が交わる場所に位置する歴史の深い町で、古くから徽州文化の重要な拠点として発展してきました。隋の時代末期から唐の初期にかけて形成され、かつては「雲湾」と呼ばれていましたが、北宋の時代に蕭江一族が移り住み繁栄したことから、「江湾」と改称されました。町には三省堂や敦崇堂、培心堂をはじめとする見事な徽派建築の古民家が数多く保存されており、その町並みは「八葉宰相之家」とも称されるほど由緒あるものとなっています。また、町のシンボルである蕭江宗祠は、レンガ彫刻、木彫り、石彫刻の技術が結集した建築芸術の宝庫として知られています。現在も住民が暮らす生活の息吹を感じられる町で、観光地として整備されながらも活気ある「生活の匂い」が残る点が大きな魅力です。

見所:
・蕭江宗祠(しょうこうそうし):蕭江一族の始祖を祀る祠堂で、精緻な木彫りや石彫が施された、徽派建築を代表する壮麗な建築物です。
・江湾牌楼(こうわんぱいろう):町の入口に立つ牌楼で、麒麟や獅子など縁起の良い伝統的な模様が彫刻されており、江湾の門出を象徴しています。
・北斗七星井(ほくとしちせいせい):町の中心部にある7つの井戸で、空の北斗七星の配置に倣って掘られており、古い時代の風水思想を感じさせます。
・古い街並みと梨子巷(りしこう):三省堂や敦崇堂などの歴史的建造物が並び、昔ながらのたたずまいを残すエリアです。石畳の路地を散策すれば、古徽州の文化に浸ることができます。
・江湾豆腐架(こうわんとうふか):レンガ彫刻、木彫り、石彫刻の三つの技法が用いられ、国の無形文化遺産にも登録されている文化的な工芸品です。

入場料:大人60元
中国語名:
江湾镇(jiāng wān zhèn)
中国語名の読み方:
ジャン ワン ジェン
英語名:
Jiangwanzhen
江湾鎮の観光時間:
ハイシーズン:7:30〜17:30
ローシーズン:8:00〜17:00
※季節や状況により変動する可能性がありますので、お出かけ前のご確認をお勧めします。
江湾鎮へのアクセス:
住所:江西省上饒市婺源県江湾鎮
公共交通機関:
南昌などから高速鉄道に乗り、「江湾」駅または「篁嶺」駅で下車する方法が便利です。黄山市からは長距離バスで江湾鎮に向かうこともできます。町の中心部へは、駅やバス停からタクシーやローカルバスを利用します。
注意事項:
観光の際は、地元住民の生活エリアにも入ることがありますので、静かに見学し、プライバシーを尊重するよう心がけましょう。 蕭江宗祠をはじめとする歴史的建造物の内部では、文化財を大切に扱い、展示物にはむやみに触れないようにしてください。 町の中には学校や民家も混在していますので、看板の表示に従い、立ち入り禁止区域には入らないようにしましょう。 江湾は観光地として人気が高く、特に連休などは混雑が予想されます。ゆっくりと鑑賞したい方は、比較的空いている平日の訪問がおすすめです。

江湾鎮の写真

江湾鎮についてのお問い合わせ
江湾鎮についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ
婺源観光スポット