長白山黒風口

概況：
長白山黒風口は、北側の天池へと続く登山ルートの中間地点に位置する、不老峰東側尾端と展望台の間に広がる天然の豁口（かこう）です。風がこの狭い地形を通るときに速度が増幅されるため、普段は穏やかな日でも強い風が吹き荒れることで知られ、その名の由来ともなりました。強風時には身をかがめて進まなければならないこともありますが、その見返りとして、ここからは長白瀑布の全景と、U字谷の壮大な景色を一望できる絶景ポイントでもあります。また、谷底から見上げると、黒風口は「南天门」のようにそびえ立つ景観を見せ、断崖絶壁には白腰雨燕（シロハラアマツバメ）の群れが飛び交う様子も観察できます。まさに「危険な峰にこそ無限の風光あり」という言葉がふさわしい場所です。

見所:
強風が吹き抜ける独特の地形と、そこから望む長白瀑布の全景は圧巻の一言です。
谷底から眺める「南天门」に喩えられる険しい岩壁の景観は、自然の造形美を感じさせます。
断崖を舞う白腰雨燕の群れは、生命力あふれる感動的な光景です。

入場料: 長白山景区の入場料に含まれます（北坡山門チケットは105元、環境保護バス85元が別途必要となる場合があります）。长白山黑风口(cháng bái shān hēi fēng kǒu)チャン バイ シャン ヘイ フォン コウChangbaishanheifengkouハイシーズン：7:30〜17:30
ローシーズン：8:00〜17:00
※季節や気象条件により変動する可能性がありますので、訪問前には現地の公式情報をご確認ください。住所: 吉林省延辺朝鮮族自治州安図県長白山北坡景区内、不老峰東側尾端と展望台の中間地点。
公共交通機関: 延吉市の延吉東北亜客运站から二道白河行きのバスを利用し（早朝4:30発の便などがある）、長白山景区入口で下車します。景区内では、環境保護バス（エコバス）に乗り換え、北坡ルートで黒風口へ向かいます。黒風口は強風が吹き荒れることで有名です。特に天候が不安定な日は、風による転倒の危険性がありますので、十分にご注意ください。 長白山の天候は変わりやすいため、防寒着や雨具の準備をお勧めします。強風時には体温が奪われやすくなります。 景区内では指定された遊歩道やエリアを歩き、危険な場所には近づかないようにしましょう。 足場の悪い場所もありますので、歩きやすい靴を履いていくことが大切です。