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渤海時代西古城遺跡

概況:
渤海時代の西古城遺跡は、吉林省延辺朝鮮族自治州和龍市にある渤海国(698年~926年)の重要な遺跡です。主に742年頃に建設が始められ、渤海第三代王大欽茂によって748年頃に一時的に国都とされ「顕州」と呼ばれました。755年に首都が上京龍泉府に移された後も、渤海五京の一つである中京顕徳府として機能し続けました。遺跡は内外二重の城壁からなり、外城は南北約720メートル、東西約630メートル、内城は南北約310メートル、東西約190メートルの規模で、その構造は唐の長安城を模倣したと考えられています。城内には5つの宮殿跡が確認されており、文字瓦や蓮華文様瓦当、緑釉の建築部品などが出土しています。これらは渤海国の高度な建築技術と唐文化の影響を示す貴重な資料です。2002年には中国十大考古発見の一つに選ばれ、2013年には西古城と8キロ離れた龍頭山古墓群を含むエリアが「渤海中京国家考古遺跡公園」として国家考古遺跡公園に指定されました。

見所:
外城と内城の二重構造の城壁跡は、渤海国の都城計画を理解する上で貴重です。
内城に発見された5つの宮殿跡からは、当時の宮殿の規模と配置をうかがい知ることができます。
出土した蓮華文様瓦当や「文字」瓦、緑釉建築飾りは、渤海国の工芸技術の高さと唐文化の影響を物語ります。
遺跡公園に包含される龍頭山古墓群(特に貞孝公主墓)は、渤海国王室の埋葬文化を知る重要な手がかりとなります。

入場料: 遺跡公園の入場料に関する具体的な情報は、現地の最新案内または和龍市の観光情報をご確認ください。
中国語名:
渤海时代西古城遗址(bó hǎi shí dài xī gǔ chéng yí zhǐ)
中国語名の読み方:
ボー ハイ シー ダイ シー グゥ チョン イー ジー
英語名:
Bohaishidaixiguchengyizhi
渤海時代西古城遺跡の観光時間:
ハイシーズン:7:30〜17:30
ローシーズン:8:00〜17:00 ※季節や気象条件により変動する可能性がありますので、訪問前には現地の公式情報をご確認ください。
渤海時代西古城遺跡へのアクセス:
住所: 吉林省延辺朝鮮族自治州和龍市西城鎮古城村
公共交通機関: 延吉市から和龍市行きのバスを利用し、西城鎮で下車後、現地の交通手段を利用する方法があります。あるいは、和龍市からタクシーなどを利用してアクセスすることもできます。
注意事項:
遺跡は貴重な文化財です。城壁や遺構に登ったり、損傷を与えるような行為は控えましょう。 広い園内を歩きますので、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。 現地の気候に合わせた服装(夏は日よけ、冬は防寒)を心がけましょう。 ゴミは必ず各自で持ち帰り、美しい遺跡の環境を守りましょう。 園内の案内標識や立ち入り禁止区域には必ず従うようにしてください。
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