伊通火山群

概況:
伊通火山群(いつうかざんぐん)は、吉林省伊通満族自治県を中心に広がる、約3380万~860万年前の新生代第三紀に形成された火山群です。16の火山穹丘(きゅうきゅう)から構成される国内でも稀有な地質遺跡で、1992年に国家级自然保护区に指定されました。特に「七星落地」として知られる7つの火山(大孤山、小孤山、東尖山、西尖山、莫里青山、馬鞍山、横头山)が北斗七星のように配列する景観は必見です。従来の噴火式ではなく、ゆっくりと「侵出」してできた「伊通型」火山として国際的にも高く評価されており、独特の玄武岩柱が作り出す「塔林」や「擎天柱」など、大自然の芸術とも呼べる景観を楽しむことができます。

見所:
七星落地と呼ばれる7つの火山が北斗七星のように並ぶ独特の景観は、特に展望スポットからご覧いただけます。
大孤山の「塔林峰」では、大小さまざまな玄武岩の柱が林立する様子を間近で観察できます。
西尖山の「擎天柱」は、アメリカの「デビルズタワー」にも比べられる巨大な岩柱で、その迫力に圧倒されます。
モリ青山の「鷹嘴崖」や、横頭山の「衆志成城」など、それぞれの火山が独自の奇観を有しています。
春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季折々の自然の彩りが火山群の景観を一層引き立てます。

入場料:
景区全体の入場料は無料です。ただし、一部の特定区域や施設(例:大孤山旅遊風景區)では、別途入場料がかかる場合がありますので、現地でご確認ください。
中国語名:
伊通火山群(yī tōng huǒ shān qún)
中国語名の読み方:
イー トン フオ シャン チュン
英語名:
Yitonghuoshan
伊通火山群の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~17:00
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:30~16:30
(注:気象条件や施設により変動する可能性があります。)
伊通火山群へのアクセス:
住所:
吉林省四平市伊通満族自治県内(主要なビジターエリアは複数の市県に跨っています)
公共交通機関:
最寄りの主要都市は長春市です。長春から伊通満族自治県行きの長距離バスを利用いただけます。伊通県城に着いたら、タクシーを利用して各火山(大孤山など)へお進みください。自家用車でお越しの場合は、長春から約1時間ほどで到着します。
注意事項:
火山群は貴重な自然保護区です。玄武岩の柱など地質遺跡には触れたり、登ったりしないようお願いします。 見学路や指定された遊歩道から外れないようにし、安全にご見学ください。 山岳地帯は天候が変わりやすく、朝夕は冷え込むことがあります。体温調節のしやすい服装や雨具の準備をおすすめします。 ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、指定された場所に捨て、美しい自然環境を守ることにご協力ください。 野生動物を見かけても、エサを与えたり、刺激したりしないようお願いします。

伊通火山群の写真

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