平頂山殉難同胞遺骨館

概況：
平頂山殉難同胞遺骨館は、辽宁省撫順市東洲区にある、1932年9月16日に発生した平頂山惨案の現場に建設された記念館です。日本軍による無差別虐殺で約3000名の村民が犠牲となり、そのうち発掘された800体以上の殉難同胞の遺骨が遺骨池で公開されています。1972年に遺骨館として開館し、現在は全国重点文物保護単位および国家二级博物館に指定されており、戦争の悲劇を後世に伝えるとともに平和の尊さを訴える重要な施設となっています。

見所：
長さ80メートル、幅5メートルの遺骨池には、発掘時の状態で保存された殉難同胞の遺骨が安置されており、惨劇の大きさを直接的に伝えています。
高さ19.32メートルの「平頂山殉難同胞記念碑」は、惨案が発生した1932年にちなんで設計され、松柏に囲まれた静謐な空間が広がっています。
遺骨のほかにも、犠牲者の日常品や日本軍が使用した弾丸・ガソリン樽など、歴史の証拠となる遺物が数多く展示されています。
「毀滅」をテーマにした彫刻は、惨案の瞬間を象徴的に表現しており、訪問者に強い印象を与えます。

入場料：無料（身分証の提示が必要な場合があります）平顶山殉难同胞遗骨馆(píng dǐng shān xùn nán tóng bāo yí gǔ guǎn)ピン ディン シャン シュン ナン トン バオ イー グゥ グァンPingdingshanxunnantongbaoyiguguanハイシーズン（4月～10月）：9:00～16:00
ローシーズン（11月～3月）：9:00～16:00
※いずれも火曜から日曜まで開館し、月曜は休館（祝日を除く）
住所：遼寧省撫順市東洲区平山街南昌路17号住所：遼寧省撫順市東洲区平山街南昌路17号
公共交通機関：
撫順駅（南站）から6路バスに乗車し、「平山站」で下車します。
撫順北站からは22路バスを利用し、「平頂山惨案紀念館」バス停で下車します。
市内からタクシーを利用する場合は、「平頂山惨案遺跡紀念館」と伝えると便利です。館内は厳粛な空間です。静かに参観し、遺骨や展示物にむやみに触れることは控えましょう。 フラッシュを使用した写真撮影や、遺骨池周辺での撮影はご遠慮ください。 見学には身分証の携帯が求められる場合がありますので、忘れずにお持ちください。 ゆったりと参観したい場合は、午前中や平日の訪問がお勧めです。 小学生以下のお子様を連れての参観の際は、事前に歴史の背景をわかりやすく説明してあげる配慮が望ましいです。