白玉山

概況:
白玉山(はくぎょくさん)は、中国遼寧省大連市旅順口区の中心部に位置する、標高134メートルから165メートルの山です。かつては「西官山」と呼ばれていましたが、清代の1880年頃、李鴻章が旅順港の建設を視察に訪れた際、「黄金山があるなら、白玉山もあるべきだ」と発言したことから現在の名前に改められたという由来があります。山頂からは旅順軍港と市街地のパノラマを一望でき、特に軍港と老虎尾半岛を眺める絶景は圧巻です。この地は歴史的に重要で、日露戦争の遺構が残り、白玉山塔はかつて日本軍が建てた「表忠塔」であり、歴史の証人として今も立ち続けています。自然と歴史が融合したこの場所は、国家AAAA級観光地にも指定されている旅順を代表するスポットです。

見所:
・白玉山塔:山頂に立つ高さ66.8メートルの塔で、内部には273段の螺旋階段があります。日露戦争後に日本によって「表忠塔」として建設され、現在は歴史的遺構として公開されています。
・旅順軍港展望:山頂は旅順軍港と老虎尾半岛を一望できる絶好のビューポイントです。軍港を行き交う艦船と広がる海原のコントラストは息をのむ美しさです。
・海軍兵器館:白玉山の北側に位置し、屋外展示場と室内展示場を合わせて約5,000平方メートルの広さがあります。魚雷艇、戦車、ミサイル、航空機など、600種以上1,000点近くの兵器や資料を展示しています。
・登山の選択肢:499段の階段で徒歩登山するか、盤山道路を利用して車で直接山頂へ向かうか、または1987年に竣工した索道(ロープウェイ)を利用して空中から景色を楽しみながら登頂する方法があります。

入場料:
景区入場料:40元(一部情報では36元や38元とも)
白玉山塔登塔料:別途20元程度(要確認)
索道(ロープウェイ)料金:片道30元、往復50元
中国語名:
白玉山(bái yù shān)
中国語名の読み方:
バイ ユィ シャン
英語名:
Baiyushan
白玉山の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~17:00(夏季は延長の場合あり)
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:00~17:00
※景区によっては、24時間入場可能で特定時間帯にのみ入場料が徴収される場合もありますので、現地の案内をご確認ください。
白玉山へのアクセス:
住所:
遼寧省大連市旅順口区白玉山街158号
公共交通機関:
旅順口区内からは、1路、3路、5路、6路などのバスを利用してアクセスできます。
大連市中心部からお越しの場合は、まず地下鉄12号線(河口駅で乗換え)で旅順駅まで向かい、そこからタクシーまたは路線バス(2002路、2003路など)を利用して白玉山景区へ向かう方法が一般的です。
注意事項:
山頂は風が強い日が多いため、防寒対策をしっかりと行ってください。特に冬期は体感温度が低くなります。 歩きやすい靴でお越しください。山道や階段を歩くことが多いため、履き慣れた運動靴やトレッキングシューズが最適です。 日差しが強い季節は、日焼け止めや帽子、サングラスなどの紫外線対策を忘れずに。水分補給もこまめに行いましょう。 貴重品の管理は各自でしっかりと行ってください。混雑時には特に、所持品から目を離さないようご注意ください。
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