旅情中国 > 中国旅行ガイド > 中国観光地案内 > 遼寧省 > 旅順 > 旧関東軍司令部

旧関東軍司令部

概況:
旧関東軍司令部(関東軍司令部遺跡博物館)は、中国遼寧省大連市旅順口区にある歴史的建造物です。この建物は1900年(または1903年)に竣工した近代ロシア風建築で、もともとはロシア関東州陸軍炮兵部として使用されていました。日露戦争後の1905年から日本に占領され、1919年4月12日に関東軍司令部が正式にここに設立されました。ここは「九・一八事変」(満州事変)など、日本の中国東北侵略における数々の重大事件が密謀・策源された指揮中枢でした。1945年以降はソ連軍、その後は中国人民解放軍が使用し、2004年秋からは博物館として一般公開され、2006年には全国重点文物保護単位に指定されています。現在は「罪孽之師――関東軍」をテーマとする展示を通じて、近代史と愛国主義教育の場として重要な役割を果たしています。

見所:
・建物自体の建築様式:ロシア風のデザインで、れんが石木造の二階半建て、長方形の要塞のような外観が特徴です。館内には建設当時の漢白玉の階段や色鮮やかなパターン床タイル、木製の床板などが保存されています。
・歴史的価値:この場所は、関東軍が中国東北侵略の指揮を執った拠点であり、特に「九・一八事変」がここで計画されたことで知られています。
・展示内容:館内には関東軍司令部や作戦指揮室などの復元室が設けられており、約300点の歴史的な写真や図表、約100点の実物資料を展示しています。これらは関東軍の設立から滅亡までの歴史を物語っています。
・文化的意義:この博物館は、帝国主義の中国侵略の歴史を証言する重要な場所であり、愛国主義教育の基地としても機能しています。

入場料:現在のところ、具体的な入場料金に関する情報は確認できておりません。ご訪問の前には、現地の最新情報をご確認いただくことをお勧めします。
中国語名:
旧关东军司令部(jiù guān dōng jūn sī lìng bù)
中国語名の読み方:
ジゥ グァン ドン ジュン スー リン ブ
英語名:
Jiuguandongjunsilingbu
旧関東軍司令部の観光時間:
ハイシーズン(5月1日~9月30日):7:30~17:00
ローシーズン(10月1日~4月30日):8:00~17:00
旧関東軍司令部へのアクセス:
住所:遼寧省大連市旅順口区太陽溝万楽街10号(旅順博物館の向かい側に位置します)
公共交通機関:公共交通機関の詳細なアクセス情報については、現時点では特定の路線や番号を確認できておりません。大連市や旅順口区の公共交通案内をご参照いただくか、現地の交通情報をご確認ください。
注意事項:
館内の展示物や歴史的建造物は大切に扱い、指定された場所以外には触れないようにしてください。貴重な文化財を保護するため、フラッシュを使用した写真撮影はお控えください。 この博物館は深刻な歴史的テーマを扱っていますので、館内では静かに見学し、他の訪問者の迷惑にならないようにご配慮ください。 お子様連れの場合は、お子様の行動に十分ご注意いただき、歴史的な内容についてご家庭で話し合う機会とされるとよいでしょう。 階段や古い床材がありますので、歩行の際はお気をつけください。また、館内の案内や係員の指示に従って、安全に見学してください。
旧関東軍司令部についてのお問い合わせ
旧関東軍司令部についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ