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瀋陽故宮

概況:
瀋陽故宮は、清朝初代皇帝ヌルハチによって1625年に建設が始められ、1636年に第2代皇帝ホンタイジの時代に完成した宮殿です。中国に現存する二大皇家宮殿建築群の一つとして知られ、北京の故宫に次ぐ歴史的価値を持ちます。敷地面積は約6万3千平方メートルで、100以上の建築物が東路、中路、西路の三つの区域に分かれて配置されています。2004年にユネスコの世界文化遺産に登録され、2017年には国家一級博物館に指定されました。満族と中国東北地方の建築様式が融合した独特の風格を持ち、「宮高殿低」という北京故宫とは逆の建築布局が特徴的です。

見所:
大政殿と十王亭は東路の中心で、八角形の大政殿はモンゴルのパオを模した建築で、重要式典が行われました。十王亭は八旗大臣の執務場として使われました。
中路の崇政殿は皇太极の日常政務の場であり、鳳凰楼は故宫内で最も高い建築で市街を一望できます。清寧宮は皇后居所で満族の「万字炕」が残ります。
西路の文溯阁は『四庫全書』を収蔵した書庫で、珍しい緑色の琉璃瓦が特徴です。嘉蔭堂や戏台は皇帝東巡時の宴会や演劇の場でした。
故宫博物院には宮廷文物や満族の衣装、武器などが展示され、清朝初期の歴史を学べます。季節ごとの風景も魅力で、秋の紅葉や雪化粧の建築は写真撮影に最適です。

入場料:大人50元、学生及び60歳以上の高齢者は半額の25元(要証明書提示)となります。
中国語名:
沈阳故宫(shěn yáng gù gōng)
瀋陽故宮の観光時間:
ハイシーズン(4月10日~10月10日):08:30~17:30(入場は16:15まで)。
ローシーズン(10月11日~4月9日):09:00~16:30(入場は15:45まで)。
休館日は毎週月曜日(祝日の場合は開館)です。
瀋陽故宮へのアクセス:
住所:遼寧省瀋陽市沈河区瀋陽路171号。
公共交通機関:地下鉄1号線の「中街駅」または「懐遠門駅」で下車し、いずれも徒歩5分ほどで到着します。バスをご利用の場合は、多数の路線が「瀋陽故宮」バス停を経由しますので、便利です。
注意事項:
入館の際には身分証の提示が必要となります。混雑時には待ち時間が生じることがありますので、余裕を持ってお越しください。
貴重な文化財を保護するため、展示品や建物に触れることはお控えください。フラッシュを使った写真撮影もご遠慮いただいています。
敷地が広く、石畳の道や階段が多いため、歩きやすい靴でのご来館をお勧めします。特に高齢の方や小さなお子様連れの方は、ご注意ください。
月曜日は定休日となりますが、祝日と重なる場合は開館することがあります。訪問前には最新の情報を公式サイトでご確認されることをお勧めします。
ゴミは指定の場所に捨て、静かに観覧してください。また、館内の案内表示に従い、安全にお過ごしください。

瀋陽故宮の写真

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