瀋陽鉄路陳列館

概況：
瀋陽鉄路陳列館は、遼寧省瀋陽市蘇家屯区にある中国東北地方で最大規模の鉄路テーマ博物館です。前身は1984年に建設された瀋陽鉄路蒸気機関車陳列館で、2009年に新館が着工され、2010年10月18日に正式にオープンしました。8万平方メートルという広大な敷地には、24台の蒸気機関車、15台のディーゼル機関車、2台の電気機関車をはじめ、合計800点以上の実物資料と1500枚以上の歴史写真が展示されており、1891年の関内外鉄路建設から現代に至るまで、中国鉄道の130年以上にわたる発展の軌跡をたどることができます。「全国愛国主義教育示范基地」や「全国科普教育基地」などの称号も持つ、鉄道ファンはもちろんご家族でも楽しめる施設です。

見所
・実物の車両コレクション：1907年アメリカ製の蒸気機関車、1914年ドイツ製の「森林小火車」、1934年日本製の「亜細亜号」牽引機関車、そして最新の「和諧号」電車まで、各時代を代表する貴重な車両がずらりと並びます。
・「時光列車」ネット紅打卡スポット：緑色の車体と木製の窓枠が特徴的なノスタルジックな駅舎エリアは、記念写真に最適です。当時の雰囲気を再現した売り子さんの呼び声も聞こえてきそうな臨場感があります。
・動感機関車体験区：運転席に座ってハンドルを握る疑似体験ができるコーナーもあり、お子様に人気です。
・史料画像展示区：700枚以上の展示パネルと1500枚以上の歴史写真を通して、瀋陽鉄路の変遷を学べます。
・鉄路テーマ広場：テーマ彫刻、実物の鉄道部品を使ったオブジェ、園林、観光用小型鉄道などが整備された広場で、散策しながら鉄道文化に親しめます。

入場料：大人20元、子供10元との情報がありますが、最新の情報については現地または公式情報でご確認ください。沈阳铁路陈列馆(shěn yáng tiě lù chén liè guǎn)ハイシーズン（4月1日～10月31日）：9:00～17:00
ローシーズン（11月1日～翌年3月31日）：9:00～17:00 （※休館日は週一定期休館の場合がありますので、訪問前の確認をお勧めします。）住所：遼寧省瀋陽市蘇家屯区山丹街8号
公共交通機関：瀋陽市内から蘇家屯区行きのバスを利用し、「山丹街」バス停で下車するのが便利です。具体的なバス路線については、現地の最新の交通案内をご参照ください。館内は広く、見学にかなりの歩行を要しますので、歩きやすい靴でお越しください。
お子様連れの場合は、動感体験区などでお子様から目を離さないよう、十分にご注意ください。
貴重な文化財や展示物は大切に扱い、柵の内側や指定場所以外には立ち入らないようにしましょう。
施設内の喫煙やゴミのポイ捨てはご遠慮ください。快適な環境を保つため、ご協力をお願いします。