九一八紀念館(918記念館)

概況：
九・一八歴史博物館（正式名称：「九・一八」歴史博物館）は、1931年に発生した柳条湖事件（満州事変）の現場に隣接する形で建設された歴史博物館です。1991年に事変60周年を記念して「九・一八事変陳列館」として開館し、1999年9月18日に現在の姿に拡張されました。敷地面積は35,000平方メートルに及び、国内外で唯一「九・一八事変」の歴史を全面的に反映した博物館として知られています。館内には800点を超える歴史写真、300点以上の実物資料、および文献・档案資料が展示されており、日本軍による事変の策謀から東北軍民の14年にわたる抗日闘争までの歴史を詳細に伝えています。現在は国家AAAA級観光地、国家一級博物館、全国爱国主义教育示范基地に指定されています。

見所：
残歴碑: 博物館のシンボルであるこの巨大な石碑は、弾痕が刻まれたカレンダーの形状をしており、日付は事変が起きた1931年9月18日を示しています。
基本陳列「九・一八歴史陳列」: 6つの部分で構成され、事変の背景から終戦までの歴史を、実物資料や場景復元を交えて体系的に学べます。
「九君子」関連展示: 事変の真相を世界に伝えた国際連合調査団に資料を提供した9人の中国人知識人（「九君子」）に焦点を当てた展示です。
撞鐘鳴警儀式: 毎年9月18日には、館内の鐘が14回鳴らされ、市内で防空警報が発令される追悼式が行われます。

入場料：無料です。九一八纪念馆(918纪念馆）(jiǔ yī bā jì niàn guǎn jì niàn guǎn)ハイシーズン（5月1日～9月30日）：9:00～17:00（入場は16:30まで）
ローシーズン（10月1日～4月30日）：9:00～16:30（入場は16:00まで）
休館日: 毎週月曜日（ただし、祝日や重要な抗戦記念日の場合は開館）住所：
遼寧省瀋陽市大東区望花南街46号
公共交通機関：
多くの路線バスが「九一八歴史博物館」バス停を経由します（例：212路、253路、298路など）。
瀋陽地下鉄1号線の「中街駅」で下車し、209路または163路バスに乗り換えることもできます。入館の際には、身分証やパスポートなどの有効な身分証明書の提示が必要となります。
団体でのご案内の場合は、事前に電話（024-88338981）で予約することが推奨されています。
館内では、荘厳な雰囲気を保つため、大声での会話や走り回ることはご遠慮ください。
また、展示品や文化財に触れる行為は禁止されています。
館内の写真撮影については、一部を除き許可されている場合が多いようですが、フラッシュの使用や三脚の設置はご遠慮いただくことが一般的です。
具体的なルールは現地の表示に従ってください。