海宝塔

概況：
海宝塔は、寧夏回族自治区銀川市興慶区の北郊に位置する歴史的な塔で、銀川のシンボルとして親しまれています。市街地から約2キロ離れており、地元では「北塔」の愛称で呼ばれています。創建年代は不明ですが、5世紀初頭に赫連勃勃によって再建されたと伝えられ、1500年以上の歴史を誇ります。現在の塔は1778年に地震後の再建されたもので、高さは53.9メートル、四角形の9層11階建ての楼閣式磚塔です。独特の「亜」字形をした塔身は、漢地仏教と蔵伝仏教の建築様式が融合した貴重な遺産であり、1961年には全国重点文物保護単位の第一批に指定されました。塔内には木製の螺旋階段があり、頂上からは銀川平原の美しいパノラマを楽しむことができます。

見所：
独特な「亜」字形の塔身が特徴で、中国の古塔の中でも非常に珍しい造型です
塔内の木製螺旋階段を登ると、頂上から銀川市内や平原の大パノラマが眺められます
寺院内には大雄宝殿や玉仏殿、臥仏殿などがあり、ミャンマーから請来した玉仏や7.6メートルの臥仏が安置されています
海宝公園に囲まれており、湖と緑が調和した風景が楽しめ、写真撮影に最適です
寧夏八景の一つ「古塔凌霄」に数えられ、特に夕暮れ時の景観が印象的です

入場料：10元海宝塔(hǎi bǎo tǎ)ハイ バオ ターThe Haibao Pagodaハイシーズン：9:00〜17:00
ローシーズン：9:00〜17:00
※なお、旧暦の1日と15日は7:00から開園することもあります
住所：寧夏回族自治区銀川市興慶区民族北街路西（北塔湖北側）
公共交通機関：銀川市内からバス16路、29路、30路、35路、49路などの路線に乗車し、「景墨家園A区」または「海宝公園」バス停で下車後、徒歩ですぐに到着します。塔内の階段は急で薄暗い場所がありますので、足元に十分ご注意ください 文化財保護のため、塔や仏像に触れることはお控えください 寺院内では静かに参拝し、宗教儀式を尊重してお過ごしください 場合によっては臨時閉園することもありますので、事前に電話（0951-5038042）でご確認されることをお勧めします 公園内は広いため、歩きやすい靴でお越しになるのがよいでしょう