沙坡頭

概況：
沙坡頭（さばとう）は、寧夏回族自治区中衛市にある国家5A級観光地で、騰格里砂漠の南東縁と黄河が交わる独特の景観で知られています。ここでは、雄大な砂漠と悠々と流れる黄河、さらに緑豊かなオアシスが一体となる光景を楽しむことができます。唐代の詩人・王維が「大漠孤煙直、長河落日円」の名句を詠んだ地とも伝えられ、アメリカの『国家地理』誌からは「世界の奇観」と称賛されました。また、世界で初めて砂漠を横断した包蘭鉄路を風砂から守るために開発された麦わら方格による治沙技術は世界的に有名で、生態保護の成功例としても高く評価されています。

見所：
中国最大の天然滑沙場である「沙坡鳴鐘」では、滑降時に砂が奏でる不思議な音を体験できます。
黄河最古の渡し具である羊皮筏子（羊皮のいかだ）に乗って、のんびりと黄河漂流を楽しめます。
「天下黄河第一索」と呼ばれる全長約800mの滑索で、黄河を一気に渡るスリルを味わえます。
ラクダに乗って砂漠を散策したり、サンドバギーで砂丘を疾走する沙漠探検も人気です。
王維観景台からは、砂漠、黄河、緑洲が調和した絶景を一望できます。

入場料：
ハイシーズン（4月1日～10月31日）：100元/人
ローシーズン（11月1日～3月31日）：65元/人
※身長1.2～1.5mの児童、学生（学生証提示）、60～69歳の方は優待券50元/人。70歳以上、現役軍人等は証明書提示で無料の場合があります。沙坡头(shā pō tóu)ハイシーズン：8:00～18:00
ローシーズン：9:00～17:00住所：
寧夏回族自治区中衛市沙坡頭区迎水橋鎮
公共交通機関：
中衛市街からは2路線のバスで「沙坡頭」バス停までアクセス可能です。
中衛駅または中衛南駅からはタクシーを利用し、それぞれ約35分、40分で到着します。
中衛沙坡頭空港からはタクシーで約30分ほどです。砂漠地域は日差しが非常に強いです。日焼け止め、サングラス、帽子などの紫外線対策を十分に行ってください。
昼夜の気温差が大きいので、体温調節のしやすい服装や羽織るものを持参することをおすすめします。
砂が靴に入るのを防ぐため、できるだけ足首の高い靴やサンダルの着用が便利です。
ラクダやサンドバギーなどアクティビティを楽しむ際は、安全のため必ず係員の指示に従ってください。
貴重な自然環境を守るため、ゴミは必ず指定の場所に捨てるか、お持ち帰りください。