泰山南天門

概況:
泰山南天門(たいざん なんてんもん)は、中国山東省泰安市の泰山風景名勝区内、十八盤(じゅうはちばん)という急な石段の終点に位置する、標高約1460メートルの城楼式建築です。元の中統5年(1264年)に道士の張志純によって建立され、その後も明清時代を経て修復を重ね、現在も清代の建築様式を保っています。道教の思想に基づき「三天門」とも呼ばれ、第一の「一天門」、第二の「中天門」に続く、天界への最終関門としての意味を持ちます。飛龍岩と翔鳳嶺という二つの峰に挟まれた場所に建ち、下から仰ぎ見ると天上の宮殿のように聳え立つ姿から、『西遊記』をはじめとする多くの神話や伝説に「天宮の正門」として登場する由緒ある場所です。ここを抜けると、天上の街「天街」が広がり、文字通り「登天」を成し遂げた感覚を味わえます。2006年には泰山古建築群の一部として全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
雄大な建築と歴史的景観:赤い壁と黄色い瑠璃瓦が特徴的な二層構造で、下層には「南天門」と刻まれた石額と「門辟九霄仰步三天勝迹,階崇万級俯臨千嶂奇観」という対聯が掲げられています。上層の「摩空閣」からは、雲海に浮かぶ峰々の壮大なパノラマを一望できます。
「登天」達成の感動:1633段にも及ぶ険しい「十八盤」を登り切った先に現れる南天門に立つことは、体力と意志力の証であり、大きな達成感をもたらします。
文化的・神話的意義:李白の詩句「天門一長嘯,万里清風来」に詠まれるなど、古来より文人墨客に愛され、数多くの神話の舞台となった場所で、豊かな文化的背景に触れることができます。
天街への入口:南天門をくぐると、ホテルやレストラン、土産物店が立ち並ぶ「天街」が広がり、山頂での宿泊や食事、買い物を楽しむことができます。
雲海と日出の絶景ポイント:南天門周辺は、特に早朝や雨上がりに発生する雲海や、泰山四大奇観の一つである日の出を観賞する絶好のスポットとして知られています。

入場料:
南天門単体の入場料はありません。泰山風景名勝区の入場料に含まれています。
泰山景区の入場料は季節によって変動し、ハイシーズン(2月1日~11月30日)は127元、ローシーズン(12月1日~翌年1月31日)は100元が目安です。学生(全日制)、60歳以上の高齢者などは証明書の提示により割引対象となります。
中国語名:
泰山南天门(tai shān nán tiān mén)
中国語名の読み方:
タイ シャン ナン ティェン メン
英語名:
Taishannantianmen
泰山南天門の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):終日開放(施設によっては5:00~23:59など時間制限がある場合があります)。
ローシーズン(11月1日~3月31日):終日開放。
※南天門自体は24時間アクセス可能ですが、そこへ至る登山道や索道(ロープウェイ)の運行時間は制限されます。また、天候や安全状況により一部区域が閉鎖されることがあります。
泰山南天門へのアクセス:
住所:
山東省泰安市泰山区紅門路54号 泰山風景名勝区内
公共交通機関:
鉄道をご利用の場合:
泰山駅(普通列車駅)から出発する場合は、3番バスに乗車し「紅門」バス停で下車します。そこが登山口(紅門ルート)となります。
泰安駅(高速鉄道駅)から出発する場合は、37番バスに乗車し「紅門」バス停で下車するか、または「泰安駅―泰山景区」直通観光バス(61番)を利用します。
南天門へ直接行く方法:
体力に自信がない方や時間のない方は、以下の組み合わせが便利です。

「天外村」入口から景区内バス(
注意事項:
南天門は標高が高いため、頂上付近は地上よりも気温が大幅に低く、風も強くなります。季節を問わず、防寒着、帽子、手袋などの防寒対策を必ず行ってください。夜間や早朝に日出を見る場合は、特に厚手の服装が必要です。 「十八盤」は非常に急な石段で、登山には相当な体力を要します。自分の体調と体力を考慮し、無理をせず、適宜休憩を取りながら登りましょう。水分補給も忘れずに。 南天門は国指定の重要文化財です。建築物や石碑に落書きをしたり、損傷を与えたりする行為は厳禁です。マナーを守って見学しましょう。 山頂の「天街」には宿泊施設やレストランがありますが、価格はやや高めです。軽食や飲み物は登山途中でも購入できますが、必要に応じて現金を準備しておくと良いでしょう。五岳独尊の石刻と写真を撮る際に使う5元紙幣も忘れずに。 夜間登山や早朝の日出観賞を計画する場合は、懐中電灯(またはヘッドライト)は必須です。また、階段が多いため、滑りにくい歩きやすい靴を履くことが最も重要です。

泰山南天門の写真

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