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榆次老城

概況:
榆次老城は、山西省晋中市榆次区に位置する、1400年以上の歴史を持つ古い城郭都市です。隋の開皇2年(西暦582年)に漢代の旧城跡に築かれ、その後も修復を重ねてきました。全体の敷地面積は約100万平方メートルで、そのうち古建築群と庭園の建築面積は約60万平方メートルに及びます。城壁、古い県庁、文廟(孔子廟)、城隍廟(都市の守護神を祀る廟)など、宋、元、明、清、民国各時代の建築様式が混在し、中国の都市文化、政治文化、宗教文化、商業文化、民居文化が一体となった独特の景観を形成しています。また、『喬家大院』や『走西口』など、50本以上の映画やドラマの撮影地としても知られる、華北有数の大型影视城(オープンセット)でもあります。

見所:
城隍廟:元代に創建され、特に明代に建てられた玄鑑楼は、精巧な斗拱(組物)と重層の屋根が特徴で、世界的にも価値が高いと評価される建築の一つです。背面には楽楼(劇台)や美しい瑠璃影壁(レンガの装飾壁)が連なっています。
榆次県衙:宋代に起源を持つ県役所で、「朝堂看故宫,县衙看榆次」(朝廷建築は故宮を見よ、県衙は榆次を見よ)と言われるほど、国内でも規模が大きく保存状態の良い衙署です。26の院落からなる広大な敷地に、行政、居住、祭祀、牢獄などの機能が完備されていました。
文廟:北宋の真宗咸平2年(999年)に創建された、榆次で最も古い建築物の一つです。緑色の瑠璃瓦が美しい棂星門や、蟠龍が彫刻された28本の石柱が並ぶ大成殿は、重厚で厳かな雰囲気を漂わせています。
鳳鳴書院:清代に建てられた県の最高教育機関で、園林式の配置がされた風光明媚な学問の場です。湖と築山を配した落ち着いた環境の中で、かつての学生たちの学びの様子に思いを馳せることができます。
市楼:老城内の東西南北の通りが交差する中心地に立つ、城内で最も高い建築物です。現在の建物は復元されたものですが、木造構造で威厳があり、榆次老城のランドマークとなっています。

入場料:
老城への入場自体は無料ですが、主要な見学施設(城隍廟、県衙、文廟、鳳鳴書院、西花園、市楼など)に入場するには有料です。通票(共通入場券)は78元です。なお、特定の時期(例:2024年国庆節期間)には割引入場券が販売される場合があります。
中国語名:
榆次老城(yú cì lǎo chéng)
榆次老城の観光時間:
ハイシーズン:8:00〜18:00
ローシーズン:8:00〜17:30
榆次老城へのアクセス:
住所:
山西省晋中市榆次区俞家街榆次老城
公共交通機関:
太原方面からは、太原駅前から901路バスに乗車し、「榆次老城」終点駅で下車すると便利です。晋中市内からは、1路、4路、5路、6路、9路、10路、15路などのバスを利用できます。
注意事項:
主要な歴史的建築物の内部は有料エリアとなっていますので、事前に共通券を購入するか、個別にチケットを買うかを検討されると良いでしょう。
城内は石畳の道が多いため、歩きやすい靴でのご訪問をお勧めします。
歴史的建造物や文化財は大切に扱い、触れたり傷つけたりしないようご注意ください。
お食事は、城内や周辺で地元の名物である「榆次灌腸」や「桃花面」、「魚羊包」などを楽しむことができます。

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