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広武漢墓群

広武漢墓群は、中国山西省朔州市山陰県にある、全国で最大規模かつ最も集中して保存されている漢代の墓群です。新旧広武城の北側に広がるこの一帯は、かつて漢朝と匈奴が長年にわたり争った軍事上の要衝でした。そのため、この地には数百年にわたって形成された、多くの官吏や富豪、そして辺境を守った将兵たちの墓が残されています。現存する封土(盛り土)は、大きいものでは高さ20メートルに達し、遠くから見るとまるで小さな山々が連なるかのような壮観な景観を形成しています。1988年には国務院により全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
広大な墓群の景観:南北に8キロ、東西に4キロに及ぶ広大な敷地に、約300基近くの封土堆が点在しています。その規模と数の多さは圧巻です。
歴史のロマンを感じる伝説:地元では、これらの土饅頭状の墓を、宋代の武将・楊六郎が兵糧があるように見せかけるために作った「嘘の糧秣塚(谎粮堆)」と呼ぶ伝説が残されています。
漢代の歴史に触れる:墓群の近くには、漢代の歴史を紹介する広場や、漢武帝と将軍たちの像が建てられており、当時の歴史的背景を学ぶことができます。
周辺の史跡と組み合わせた観光:すぐ近くには明代に築かれた新旧の広武城や、雁門関などの重要な史跡があり、合わせて巡ることで辺境の歴史をより深く理解できます。

入場料:無料
中国語名:
广武汉墓群(guǎng wǔ hàn mù qún)
広武漢墓群の観光時間:
ハイシーズン:7:30〜17:30
ローシーズン:8:00〜17:00
広武漢墓群へのアクセス:
住所:山西省朔州市山陰県新旧広武村、208国道付近
公共交通機関:公共交通機関での直接のアクセスは不便です。最寄りの都市・朔州市からタクシーやレンタカーを利用することをお勧めします。朔州市内から車で約1時間ほどです。
注意事項:
墓群は国指定の重要な文化財です。封土堆に登ったり、損傷を与えたりする行為は固く禁じられています。
広大な野外エリアですので、歩きやすい靴と、季節に応じた日よけや防寒対策を十分にお取りください。 観光エリア内には売店などの施設がほとんどありません。
飲み物や軽食は事前に準備されることをお勧めします。
歴史遺跡ですので、マナーを守り、静かに見学しましょう。ゴミは必ずお持ち帰りください。
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