太谷曹家大院

概況:
太谷曹家大院(たいこく そうか だいいん)は、別名「三多堂(さんたどう)」とも呼ばれ、中国山西省晋中市太谷区北洸村に位置する、明清時代の晋商(山西商人)の巨賈であった曹氏家族の邸宅です。その起源は明の洪武年間にさかのぼり、始祖の曹邦彦が太原から移住し、砂鍋売りから身を起こしたと伝えられます。その後、14代目の曹三喜が単身で関東(中国東北部)に渡り商才を発揮し、曹家は大きく発展、最盛期には国内外に640以上の店舗を構える大商人となりました。現在残る「曹家大院」は、その繁栄の頂点に建てられた邸宅群のうち、「福」「禄」「寿」「喜」の四つの大院の内、「寿」の字形を呈する「寿字院」が保存・修復されたものです。敷地面積は約10,600平方メートル、建築面積は約6,348平方メートルに及び、15の小院と277の部屋からなる壮大な建築群で、その配置が「寿」の文字を形作っているのが特徴です。建築様式は中国南北の風格を融合し、さらにヨーロッパの建築要素も取り入れた独特のもので、「中華民宅の奇葩(きは)」と称賛されています。現在は「三多堂博物館」として公開され、曹家の栄華を物語る貴重な文物の数々を鑑賞することができます。

見所:
まずは、上空から見ると「寿」の字を形作るというユニークな建築布局そのものです。長さ66メートルの石板の甬道(歩道)を軸に、三つの穿堂大院と三つの三層楼閣が並び、縁起の良い字形を実現しています。
メインの三つの三層楼閣の屋根上には、それぞれ猪、牛、羊の三牲(古代の供物)をかたどった珍しい「榭亭」が建てられており、遠くから見るとまるで城塞のように見える雄大な外観は圧巻です。
館内で必見なのは、「百寿大屏風」です。92枚の天然大理石を象牙で縁取ったこの巨大な屏風には、100種類の「寿」の字が金粉で刻まれ、背面には清代の高官・祁寯藻の筆による教訓文が記されています。
清宮の国宝とも言われる「金火車頭鐘」も見逃せません。黄、白、烏の三色の金で作られたこの時計は、ゼンマイを巻くと線路の上を走り、時刻になるとベルが鳴る精巧な仕掛けです。西太后が曹家から借金した際の抵当品との伝説があります。
その他、明代の画家・仇英が模写した『清明上河図』、翡翠鳥の羽で作られた「羽毛鏡」、400点以上に及ぶ明清時代の家具コレクションなど、曹家の富を偲ばせる貴重な文物が数多く展示されています。

入場料:
大人の入場料は72元です。
各種割引制度が適用されます:
身長1.2メートル以下の児童は無料です。
身長1.2メートル以上の児童、学生(学生証提示)、60歳以上の高齢者(身分証提示)は割引料金となります(情報源により18元または23元など記載があります)。
※最新の詳細な料金と優待政策は、現地の窓口または公式情報でご確認ください。
中国語名:
太谷曹家大院(tai gǔ cáo jiā dà yuàn)
中国語名の読み方:
タイ グゥ ツァオ ジャア ダー ユェン
英語名:
Caos Compound
太谷曹家大院の観光時間:
季節により開園時間が異なります。
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:30 〜 18:30(最終入場は17:30)。
ローシーズン(11月1日~次年3月31日):9:00 〜 17:00(最終入場は16:30)。
太谷曹家大院へのアクセス:
住所:山西省 晋中市 太谷区 北洸郷 北洸村。
公共交通機関:
太原からお越しの場合は、太原建南汽車站から太谷県行きの長距離バスに乗車します(料金は約14元)。太谷県城に到着後、タクシーまたは地元のバス(県城から省果林所行きなど)に乗り換え、「曹家大院」または「三多堂博物館」で下車します。
太谷駅(鉄道駅)からは、タクシーを利用するのが便利です。
自家用車の場合は、G108国道を利用し、太谷区を通り過ぎて北洸村へ向かいます。看板に従って進むと到着します。
注意事項:
曹家大院は国指定の重要文化財(全国重点文物保護単位)です。建物や展示物に触れたり、傷つけたりしないよう、大切に見学してください。 館内は広く、石畳や階段があります。歩きやすい靴での訪問をお勧めします。 ハイシーズンや週末は混雑することがあります。ゆっくり鑑賞したい方は、比較的空いている時間帯を選ぶと良いでしょう。 ゴミは各自でお持ち帰りいただくか、指定のゴミ箱に捨て、美しい歴史的環境を守りましょう。 写真撮影は可能ですが、フラッシュの使用や三脚の設置が禁止されている場合があります。表示に従って行動してください。 博物館内の展示解説は中国語が中心です。事前に歴史的背景を学んでおくと、より理解が深まります。

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