純陽宮
概況:
純陽宮(じゅんようきゅう)は、中国山西省太原市の中心部、迎澤区の五一広場の北西に位置する、元代に創建された道教の宮観(呂祖廟とも呼ばれる)を利用した博物館です。唐代の道士で八仙の一人である呂洞賓(純陽子と号す)を祀るために建てられ、「純陽」の名はその道号に由来します。その創建年代は定かではありませんが、元代の道士である宋徳芳が住持を務めたとの伝承があり、現存する建築群は主に明の万暦年間(1573-1620年)に拡張され、清の乾隆年間(1736-1795年)に整備・増築されました。敷地面積は約1万平方メートルで、五進の院落(五つの区画からなる中庭式建築)からなり、廟宇建築と庭園様式が見事に融合した独特の布局が特徴です。現在は「山西省芸術博物館」として公開されており、2003年に設立され、2013年にはその歴史的価値から第七批全国重点文物保護単位に指定されました。館内では、唐代の「常陽天尊像」をはじめとする貴重な石刻、銅器、陶磁器、書画などが展示され、道教建築の美しさと古代芸術を同時に鑑賞できる文化施設となっています。
見所:
まずは、宮殿の正門前に立つ「四柱三楼木牌坊」です。その優雅な造型と鮮やかな色彩は訪れる人の目を引き、「呂天仙祠」「蓬莱仙境」と書かれた扁額がこの場所の雰囲気を表しています。
第二の院落にある「九宮八卦院」(別名:九窑十八洞)は、この宮観の建築の精華です。平面が八角形で、道教の八卦「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌」の思想に基づいて設計され、八面に煉瓦造りの窑洞が配され、上層には四つの楼閣と四つの扇形の角亭が建てられ、複雑で精巧な構造を見せています。
中心的な建築である「呂祖殿」は、宮内で最も壮観な建物で、明代に建てられた貴重な遺構です。かつては呂洞賓の塑像が祀られていました。
「純陽三絶」の一つと称される唐代の「常陽天尊像」は必見です。開元7年(719年)に造られたこの漢白玉の天尊像は、高さ2.56メートル、豊満な面相と優雅な衣紋が唐代彫刻の典型を示す貴重な文物です。
宮内で最も高い建築物である「巍閣」に登ると、太原市街の景色を一望できます。かつてはここから古城の全景を眺めることができました。
入場料:
大人の入場料は30元です。
学生は学生証の提示により半額(15元)となる場合があります。
その他、身長1.2メートル以下の児童、60歳(含)以上の高齢者、障害者、現役軍人などは、有効な身分証明書を提示することで無料となる可能性があります。詳細は現地の案内でご確認ください。
ローシーズン(11月1日~次年3月31日):9:00 〜 17:00(最終入場は16:30)。
※毎週月曜日は休館日となります(法定休日を除く)。
公共交通機関:
太原市街地からは、バス3路、4路、9路、102路、864路などに乗車し、「五一広場北」または「五一広場」バス停で下車します。
下車後、五一広場の北西方向(起鳳街方面)へ徒歩数分で到着します。
地下鉄2号線をご利用の場合は、「開化寺街」駅が最寄りです。そこから北東へ徒歩約10分です。
フラッシュを使った撮影もお控えください。 純陽宮の建築は古い石畳や階段、門の敷居など段差が多いです。歩きやすい靴で訪れ、足元に十分注意してください。
境内および建物内は全面禁煙です。火気の取り扱いには十分ご注意ください。
ゴミは各自でお持ち帰りいただくか、指定のゴミ箱に捨て、清潔な環境を保ちましょう。
ハイシーズンや週末は混雑することがあります。
落ち着いて見学したい方は、比較的空いている平日の午前中などをお勧めします。
最新の入場料金、開放時間、臨時の休館情報については、訪問前に公式情報で確認されることをお勧めします。
純陽宮(じゅんようきゅう)は、中国山西省太原市の中心部、迎澤区の五一広場の北西に位置する、元代に創建された道教の宮観(呂祖廟とも呼ばれる)を利用した博物館です。唐代の道士で八仙の一人である呂洞賓(純陽子と号す)を祀るために建てられ、「純陽」の名はその道号に由来します。その創建年代は定かではありませんが、元代の道士である宋徳芳が住持を務めたとの伝承があり、現存する建築群は主に明の万暦年間(1573-1620年)に拡張され、清の乾隆年間(1736-1795年)に整備・増築されました。敷地面積は約1万平方メートルで、五進の院落(五つの区画からなる中庭式建築)からなり、廟宇建築と庭園様式が見事に融合した独特の布局が特徴です。現在は「山西省芸術博物館」として公開されており、2003年に設立され、2013年にはその歴史的価値から第七批全国重点文物保護単位に指定されました。館内では、唐代の「常陽天尊像」をはじめとする貴重な石刻、銅器、陶磁器、書画などが展示され、道教建築の美しさと古代芸術を同時に鑑賞できる文化施設となっています。
見所:
まずは、宮殿の正門前に立つ「四柱三楼木牌坊」です。その優雅な造型と鮮やかな色彩は訪れる人の目を引き、「呂天仙祠」「蓬莱仙境」と書かれた扁額がこの場所の雰囲気を表しています。
第二の院落にある「九宮八卦院」(別名:九窑十八洞)は、この宮観の建築の精華です。平面が八角形で、道教の八卦「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌」の思想に基づいて設計され、八面に煉瓦造りの窑洞が配され、上層には四つの楼閣と四つの扇形の角亭が建てられ、複雑で精巧な構造を見せています。
中心的な建築である「呂祖殿」は、宮内で最も壮観な建物で、明代に建てられた貴重な遺構です。かつては呂洞賓の塑像が祀られていました。
「純陽三絶」の一つと称される唐代の「常陽天尊像」は必見です。開元7年(719年)に造られたこの漢白玉の天尊像は、高さ2.56メートル、豊満な面相と優雅な衣紋が唐代彫刻の典型を示す貴重な文物です。
宮内で最も高い建築物である「巍閣」に登ると、太原市街の景色を一望できます。かつてはここから古城の全景を眺めることができました。
入場料:
大人の入場料は30元です。
学生は学生証の提示により半額(15元)となる場合があります。
その他、身長1.2メートル以下の児童、60歳(含)以上の高齢者、障害者、現役軍人などは、有効な身分証明書を提示することで無料となる可能性があります。詳細は現地の案内でご確認ください。
中国語名:
纯阳宫(chún yáng gōng)純陽宮の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00 〜 18:00(最終入場は17:30)。ローシーズン(11月1日~次年3月31日):9:00 〜 17:00(最終入場は16:30)。
※毎週月曜日は休館日となります(法定休日を除く)。
純陽宮へのアクセス:
住所:山西省 太原市 迎澤区 起鳳街1号(五一広場の北西隅)。公共交通機関:
太原市街地からは、バス3路、4路、9路、102路、864路などに乗車し、「五一広場北」または「五一広場」バス停で下車します。
下車後、五一広場の北西方向(起鳳街方面)へ徒歩数分で到着します。
地下鉄2号線をご利用の場合は、「開化寺街」駅が最寄りです。そこから北東へ徒歩約10分です。
注意事項:
館内は博物館であり、国指定の重要文化財です。静かに鑑賞し、展示されている塑像、石刻、建築物などに触れたり、傷つけたりしないようご注意ください。フラッシュを使った撮影もお控えください。 純陽宮の建築は古い石畳や階段、門の敷居など段差が多いです。歩きやすい靴で訪れ、足元に十分注意してください。
境内および建物内は全面禁煙です。火気の取り扱いには十分ご注意ください。
ゴミは各自でお持ち帰りいただくか、指定のゴミ箱に捨て、清潔な環境を保ちましょう。
ハイシーズンや週末は混雑することがあります。
落ち着いて見学したい方は、比較的空いている平日の午前中などをお勧めします。
最新の入場料金、開放時間、臨時の休館情報については、訪問前に公式情報で確認されることをお勧めします。
純陽宮の写真
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