佛光寺

概況:
佛光寺は、中華人民共和国山西省忻州市五台県豆村镇の佛光山中に位置する、中国を代表する唐代木造建築寺院です。北魏の孝文帝時代(471年~499年)に創建され、唐の会昌5年(845年)の廃仏毀釈で一度は焼失しましたが、大中11年(857年)に京都の女性施主・寧公遇の寄進と願誠和尚の主導により再建されました。1937年、建築学者の梁思成と林徽因によってその唐代建築としての価値が確認され、「中国第一の国宝」と称賛されました。この発見は、当時日本学者が唱えた「中国には唐代の木造建築は残っていない」という定説を覆すものでした。寺院は東・南・北の三方が山に囲まれ、西に向かって開けた斜面に建ち、梯田状の三段の基壇上に三つの院落と120余りの堂宇が配置されています。1961年に第一陣全国重点文物保護単位に指定され、2009年には五台山の一部としてユネスコ世界遺産に登録されました。

見所:
・東大殿(国宝中の国宝):寺内で最も高い第三の基壇に建つ本堂で、唐大中11年(857年)の再建当時の姿をほぼ完全に留める中国最大の唐代木造建築です。単檐廡殿頂、面闊七間、進深四間の雄大な構えで、柱高の半分にも及ぶ巨大な斗拱(ますぐみ)と深遠な軒の出が特徴です。内部には35体の唐代彩塑、約61平方メートルの唐代壁画、そして建物の年代を確証する梁の墨書題記が残り、建築・塑像・壁画・書跡の「四絶」が一堂に会しています。
・文殊殿(重要文化財):第一の基壇にある金の天会15年(1137年)建立の建物で、五台山最大の配殿です。内部空間を広く取るため、当時流行した「減柱法」が用いられ、柱の数が大幅に減らされた構造が見所です。
・祖師塔(貴重な遺構):東大殿の南東にある六角形の煉瓦塔で、北魏時代の創建当時にまで遡る、会昌の廃仏を生き延びた寺内最古の建造物です。その様式は敦煌壁画に描かれた古塔と一致し、極めて貴重です。
・唐代の石経幢:東大殿前(唐大中11年建立)と山門内(唐乾符4年建立)の2基があります。特に東大殿前のものには施主「寧公遇」の名が刻まれており、東大殿の建立年代を裏付ける決定的な史料となっています。
・歴史的景観と伝説:梁思成と林徽因が敦煌壁画『五台山図』を手掛かりにこの寺を発見したエピソードは有名です。また、境内には樹齢千年を超えると伝えられる油松の古木もあり、歴史の重みを感じさせます。

入場料:
大人:40元。学生、60歳以上の高齢者などは証明書提示で半額(20元)となる場合があります。
中国語名:
佛光寺(fó guāng sì)
中国語名の読み方:
フォー グァン スー
英語名:
Foguangsi
佛光寺の観光時間:
ハイシーズン(夏秋季):8:30 ~ 17:00 (最終入場 16:30)
ローシーズン(冬春季):8:30 ~ 17:00 (最終入場 16:30)
※毎週月曜日は休館日ですが、国定祝日や7月1日から8月31日までの夏季は月曜日も開館します。
佛光寺へのアクセス:
住所:
山西省忻州市五台県豆村镇佛光村(佛光山中)。
公共交通機関:
五台山の中心地である台怀镇からタクシーを利用するのが一般的で、約30キロメートル、車で1時間弱です。五台県城からもタクシーで向かうことができます。公共交通機関は本数が限られるため、時間に余裕を持って計画されるか、現地ツアーに参加されることをお勧めします。
注意事項:
国宝である東大殿内部は、塑像や壁画の保護のため、照明が暗く、フラッシュや三脚を使用した撮影は厳禁です。静粛に見学しましょう。 寺院は山腹にあり、境内は石段や坂道が続きます。歩きやすい靴を履いて訪れることを強くお勧めします。 五台山一帯は朝夕の気温差が大きいです。季節を問わず、防寒や防暑対策のための上着を準備してください。 貴重な文化財ですので、建物や展示物に触れたり、壁や柱に落書きをしたりする行為は絶対にしないでください。 開館時間や休館日は季節や状況により変更される可能性があります。特に遠方からお越しの際は、事前に最新情報を確認されることをお勧めします。
佛光寺についてのお問い合わせ
佛光寺についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ