杜甫草堂

概況:
成都杜甫草堂博物館は、中国唐代を代表する「詩聖」杜甫が、安史の乱を避けて成都に移り住んだ際の旧居です。759年の冬から約3年9か月間、この地で暮らし、『春望』『茅屋為秋風所破歌』など、生涯で創作した約240首もの詩を詠みました。彼が去った後、草堂は荒廃しましたが、唐末の詩人・韋荘が遺跡を発見し、茅屋を再建したことをきっかけに、後世の人々によって大切に守り継がれてきました。宋、元、明、清の各時代に修復と拡張が繰り返され、特に明の弘治13年(1500年)と清の嘉慶16年(1811年)の大規模な改修により、現在の基本的な建築配置が形作られました。現在は敷地面積約300畝(約20万平方メートル)の広大な庭園式博物館となり、中国で最も規模が大きく、保存状態の良い杜甫の旧跡として知られています。園内は、詩の世界を感じさせる清らかな水と緑に包まれ、都会の喧騒を忘れさせる静謐な空間が広がっています。

見所:
・大廨:草堂の正門を入って最初の主要な建物で、かつて地方官吏が執務を行った場所を模しています。中央には、現代の著名な彫刻家・銭紹武氏が手掛けた、憂いを帯びた表情の杜甫の銅像が安置されています。
・詩史堂:中軸線上の中核をなす建物です。杜甫の詩が唐代社会の変遷を生き生きと描き出していることから「詩史」と称され、この堂の名の由来となりました。堂内には彫刻家・劉開渠氏による写実的な杜甫像が置かれています。
・工部祠:杜甫が「検校工部員外郎」の官職に就いたことにちなんで名付けられた、最も重要な祠堂です。中央に杜甫、その両脇に宋代の詩人・黄庭堅と陸游が祀られており、三人を合わせて「草堂三賢」と呼びます。
・少陵草堂碑亭:茅葺き屋根の風情あるこの亭の中には、清の雍正帝の弟である果親王・允礼が揮毫した「少陵草堂」と刻まれた石碑が立っており、草堂を象徴するスポットとなっています。
・茅屋故居:1997年に川西民居の特徴を参考に再建された、杜甫が実際に暮らしたとされる茅葺きの家屋です。質素な佇まいからは、当時の詩人の生活が偲ばれます。
・唐代遺跡:2001年の工事中に発見された唐代の生活遺跡で、竈や井戸、陶磁器片などが出土しました。杜甫が生活した時代に極めて近く、草堂の歴史的実在性を裏付ける貴重な証拠となっています。

入場料:
大人料金は50元です。6歳(含)以下、または身長1.3メートル(含)以下のお子様、60歳(含)以上の方、障害者手帳や軍人証などをお持ちの方は、規定の身分証明書を提示することで無料で入場できます。6歳(不含)から18歳(含)の未成年者、全日制の大学生以下は学生証提示で半額の25元となります。
中国語名:
杜甫草堂(dù fǔ cǎo táng)
中国語名の読み方:
ドゥ フゥ ツァオ タン
英語名:
Du Fu Cottage
杜甫草堂の観光時間:
ハイシーズン、ローシーズンともに、開館時間は09:00から18:00までです。ただし、チケット販売は17:00で終了しますので、ご注意ください。
杜甫草堂へのアクセス:
住所:
四川省成都市青羊区青華路37号に位置しています。
公共交通機関:
市内バス「杜甫草堂」バス停で下車すると便利です。地下鉄をご利用の場合は、4号線「草堂北路駅」で下車し、B出口から北へ約10分ほど歩きます。
注意事項:
園内は広大で、ゆっくり見学すると2〜3時間はかかります。歩きやすい靴でお越しください。 文化財保護のため、建物内でのフラッシュや三脚を使用した撮影は禁止されている場合があります。表示に従ってください。 静かな文学の聖地です。他の来館者や参拝者の方のご迷惑にならないよう、お静かに見学しましょう。 園内には休憩所や軽食を取れるスペースもありますが、飲食物の持ち込みに関するルールにご留意ください。 最新の入場規制やイベント情報は、公式サイトや現地の案内でご確認されることをお勧めします。

杜甫草堂の写真

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