峨眉山万年寺
概況:
万年寺は、中国四川省の峨眉山の中腹、標高約1020メートルの地点に位置する、峨眉山で最も古く、最大規模の庭園式寺院です。東晋時代の隆安年間(397-401年)に慧持大師によって創建され、普賢寺と名付けられました。その後、唐代に白水寺、宋代に白水普賢寺と改称され、明代の万暦二十八年(1600年)に皇帝から「聖寿万年寺」の額を賜り、現在の名称となりました。寺院は幾度かの火災を経て、現在見られる建物の多くは1953年に再建されたものですが、明代に建てられた「無梁磚殿」は当時のままの姿を残す貴重な文化財です。ここは普賢菩薩の根本道場として信仰を集め、宋代に鋳造された巨大な普賢菩薩騎象銅像を中心に、仏牙、貝葉経、御印などの貴重な文物を所蔵しています。また、寺の前にある白水池と周囲の紅葉が織りなす「白水秋風」の景観は、古来より「峨眉十景」の一つとして知られています。
見所:
無梁磚殿(普賢殿):明代に建立された、一切木材を使わずレンガだけで造られた建築の奇跡です。内部には、北宋時代(980年)に造られた高さ7.35メートル、重さ62トンの普賢菩薩騎象銅像が安置されており、国の重要文化財に指定されています。
万年寺三宝:無梁磚殿背後の「行願楼」には、明代にタイ国王から贈られた梵文の貝葉経、古代剣歯象の化石とされる仏牙、そして万暦皇帝が下賜した重さ4キロの御印が収蔵され、寺の至宝となっています。
白水秋風:寺の門前にある白水池は、秋には周囲の山々の紅葉が水面に映え、さわやかな秋風と相まって、「峨眉十景」に数えられる風雅な景観を作り出します。唐代の詩人李白がここで僧の琴を聴いたという故事も伝わります。
米芾の「第一山」碑:宋代の有名な書家、米芾が揮毫した「第一山」と刻まれた石碑は、寺内に残る重要な歴史的文化財です。
庭園式の伽藍配置:山門、弥勒殿、観音殿、大雄宝殿などが、庭園や池泉と調和して配置されており、静謐で風雅な雰囲気を醸し出しています。
入場料:
峨眉山景区入山料:大人 160元(2日間有効)
万年寺参拝料:ハイシーズン 55元 / ローシーズン 30元
※身長1.2メートル以下の児童、60歳以上の高齢者(証明書提示)、障害者、現役軍人等は、規定により入場料が無料または割引となる場合があります。
ローシーズン(冬春季、10月8日~4月30日頃):07:00 ~ 17:50
※季節や天候により変動する可能性があります。
四川省楽山市峨眉山市峨眉山景区内(黄湾郷、駱駝嶺下)
公共交通機関:
鉄道をご利用の場合:成都から峨眉山駅(峨眉山站)まで高速鉄道で約1時間強です。
峨眉山駅からは、景区観光バス(観光車)に乗車し、「万年寺停车场」で下車します。
停车场から万年寺までは、歩道を約30分歩くか、索道(ロープウェイ)を利用します(ただし、索道はメンテナンスで運休している場合がありますので、最新情報をご確認ください)。
自家用車の場合は、「万年寺停车场」まで乗り入れることができますが、景区入山料が必要です。
寺院までの道のりは石段や坂道が続きます。歩きやすい靴でのご来訪をお勧めします。
無梁磚殿をはじめ、境内は重要な文化財や宗教施設です。仏像や建築物にむやみに触れたり、フラッシュを使用して写真を撮影したりすることはお控えください。
寺院周辺や山道では野生の猿が出没することがあります。食べ物を見せたり、挑発したりしないようご注意ください。
ハイシーズンは混雑が予想されます。早めの時間帯の訪問がおすすめです。また、山の天気は変わりやすいため、雨具や防寒具の準備があると安心です。
万年寺は、中国四川省の峨眉山の中腹、標高約1020メートルの地点に位置する、峨眉山で最も古く、最大規模の庭園式寺院です。東晋時代の隆安年間(397-401年)に慧持大師によって創建され、普賢寺と名付けられました。その後、唐代に白水寺、宋代に白水普賢寺と改称され、明代の万暦二十八年(1600年)に皇帝から「聖寿万年寺」の額を賜り、現在の名称となりました。寺院は幾度かの火災を経て、現在見られる建物の多くは1953年に再建されたものですが、明代に建てられた「無梁磚殿」は当時のままの姿を残す貴重な文化財です。ここは普賢菩薩の根本道場として信仰を集め、宋代に鋳造された巨大な普賢菩薩騎象銅像を中心に、仏牙、貝葉経、御印などの貴重な文物を所蔵しています。また、寺の前にある白水池と周囲の紅葉が織りなす「白水秋風」の景観は、古来より「峨眉十景」の一つとして知られています。
見所:
無梁磚殿(普賢殿):明代に建立された、一切木材を使わずレンガだけで造られた建築の奇跡です。内部には、北宋時代(980年)に造られた高さ7.35メートル、重さ62トンの普賢菩薩騎象銅像が安置されており、国の重要文化財に指定されています。
万年寺三宝:無梁磚殿背後の「行願楼」には、明代にタイ国王から贈られた梵文の貝葉経、古代剣歯象の化石とされる仏牙、そして万暦皇帝が下賜した重さ4キロの御印が収蔵され、寺の至宝となっています。
白水秋風:寺の門前にある白水池は、秋には周囲の山々の紅葉が水面に映え、さわやかな秋風と相まって、「峨眉十景」に数えられる風雅な景観を作り出します。唐代の詩人李白がここで僧の琴を聴いたという故事も伝わります。
米芾の「第一山」碑:宋代の有名な書家、米芾が揮毫した「第一山」と刻まれた石碑は、寺内に残る重要な歴史的文化財です。
庭園式の伽藍配置:山門、弥勒殿、観音殿、大雄宝殿などが、庭園や池泉と調和して配置されており、静謐で風雅な雰囲気を醸し出しています。
入場料:
峨眉山景区入山料:大人 160元(2日間有効)
万年寺参拝料:ハイシーズン 55元 / ローシーズン 30元
※身長1.2メートル以下の児童、60歳以上の高齢者(証明書提示)、障害者、現役軍人等は、規定により入場料が無料または割引となる場合があります。
中国語名:
峨眉山万年寺(é méi shān wàn nián sì)峨眉山万年寺の観光時間:
ハイシーズン(夏秋季、5月1日~10月7日頃):06:00 ~ 18:30ローシーズン(冬春季、10月8日~4月30日頃):07:00 ~ 17:50
※季節や天候により変動する可能性があります。
峨眉山万年寺へのアクセス:
住所:四川省楽山市峨眉山市峨眉山景区内(黄湾郷、駱駝嶺下)
公共交通機関:
鉄道をご利用の場合:成都から峨眉山駅(峨眉山站)まで高速鉄道で約1時間強です。
峨眉山駅からは、景区観光バス(観光車)に乗車し、「万年寺停车场」で下車します。
停车场から万年寺までは、歩道を約30分歩くか、索道(ロープウェイ)を利用します(ただし、索道はメンテナンスで運休している場合がありますので、最新情報をご確認ください)。
自家用車の場合は、「万年寺停车场」まで乗り入れることができますが、景区入山料が必要です。
注意事項:
万年寺へ参拝するには、峨眉山景区の入山料と、万年寺独自の参拝料の両方が必要です。事前にオンラインで購入することも可能です。寺院までの道のりは石段や坂道が続きます。歩きやすい靴でのご来訪をお勧めします。
無梁磚殿をはじめ、境内は重要な文化財や宗教施設です。仏像や建築物にむやみに触れたり、フラッシュを使用して写真を撮影したりすることはお控えください。
寺院周辺や山道では野生の猿が出没することがあります。食べ物を見せたり、挑発したりしないようご注意ください。
ハイシーズンは混雑が予想されます。早めの時間帯の訪問がおすすめです。また、山の天気は変わりやすいため、雨具や防寒具の準備があると安心です。
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