凌雲寺

概況:
凌雲寺は、四川省楽山市の凌雲山の上に位置し、隣接する世界遺産・楽山大仏の存在から「大仏寺」とも呼ばれる古刹です。唐の初期(高祖武德年間、618-626年)に創建され、約713年に大仏の開鑿が始まるとともに寺も拡張されました。その後、歴史の中で幾度も修復を重ね、現在見られる主な建物は清の康熙6年(1667年)に再建されたものです。寺は天王殿、大雄宝殿、蔵経楼からなる三重の四合院建築で、丹塗りの壁と碧瓦が緑樹に映え、荘厳な雰囲気を漂わせています。また、蔵経楼の下には「海師堂」が設けられ、大仏建立に尽力した海通法師ら三人の像が祀られており、大仏の歴史を伝える場ともなっています。凌雲山の高台にあるため、寺からは岷江をはじめとする三江合流の雄大な景色を一望できるのも魅力です。

見所:
凌雲山の緑に囲まれた、丹碧輝く三重四合院の伽藍配置が美しいです。
天王殿には笑顔の弥勒菩薩座像(大肚羅漢)と、東西南北を守護する四天王の威厳ある像が安置されています。
大雄宝殿には、釈迦如来の三身像と十八羅漢像があり、その造形は優美で神々しいです。
蔵経楼の下にある「海師堂」では、90年の歳月をかけて大仏建立を主導した海通法師、そして工事を引き継いだ章仇兼琼と韋皋の功績を偲ぶことができます。
寺の境内や周辺からは、目の前にそびえる楽山大仏の全景と、それを取り巻く山河の壮大な景観を楽しめます。

入場料:
楽山大仏景区の入場券に含まれています。景区の入場料は80元/人です。
中国語名:
凌云寺(líng yún sì)
凌雲寺の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月7日):7:30~18:30 (最終入園18:30)
ローシーズン(10月8日~次年3月31日):8:00~17:30 (最終入園17:30)
凌雲寺へのアクセス:
住所:
四川省楽山市市中区凌雲路2435号 楽山大仏景区内
公共交通機関:
楽山市内から13番バスに乗車し、「大仏寺」バス停で下車します。
注意事項:

凌雲寺への入場には、楽山大仏景区の入場券が必要です。景区入口で購入してください。
寺院は宗教施設です。殿内では静粛にし、指定された場所以外での撮影は控えましょう。
凌雲山は石段や坂道が多いため、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。
ハイシーズンは混雑が予想されます。時間に余裕を持った計画を立てましょう。
景区内の標識や案内に従い、安全にご観光ください。

凌雲寺の写真

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