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眉山三蘇祠

概況:
眉山三蘇祠博物館は、中国四川省眉山市の中心部、東坡区紗縠行に位置する、北宋時代を代表する文学者である蘇洵(そじゅん)とその息子、蘇軾(そしょく、号は東坡)・蘇轍(そてつ)の父子三人の旧宅であり、後に祠堂となった歴史的建造物です。南宋時代に故宅から祠堂へと改められ、その後も改修を重ねてきましたが、現在の建物の基礎は清の康熙四年(1665年)に再建されたものです。赤い塀に囲まれた敷地は約104ムー(約6.9ヘクタール)に及び、池や庭園を配した美しい古典園林として整備されています。ここは単なる旧宅ではなく、三蘇父子を偲び、その偉大な文学の業績と清廉な家風を後世に伝えるための文化的聖地として発展し、現在は国家一級博物館、全国重点文物保護単位、国家AAAA級観光地にも指定されています。館内には三蘇ゆかりの書画や碑刻など、貴重な文物が数多く収蔵・展示されており、訪れる人々に深遠な中国文化の香りを感じさせてくれます。

見所:
三蘇父子の旧宅を基にした祠堂エリア:赤い壁と緑の瓦が美しい飨殿、啓賢堂、来鳳軒、瑞蓮亭などの古建築が並び、蘇軾の坐像が置かれた披風榭や、池に浮かぶ抱月亭など、詩情あふれる庭園景観を散策できます。
三蘇記念館:祠堂の向かいにある現代的な展示館で、三蘇父子の生涯と文学的業績を、文物、文献、マルチメディアなどを駆使して詳しく紹介しています。入館は無料です(月曜日閉館、祝日除く)。
「式蘇軒」文物展示ホール:地下に設けられた恒温恒湿の収蔵庫を兼ねた展示スペースで、三蘇祠の「鎮館之宝」である蘇軾筆『醉翁亭記』の宋拓本や、明代の画家・王式による『西園雅集図』巻など、貴重な文物を間近で鑑賞できます。
東坡書院:2020年に四川大学と連携して設立された教育・研究施設で、伝統的な建築様式の建物内で、東坡文化に関するより深い学びの場を提供しています。
豊富な碑刻コレクション:園内には、蘇軾をはじめとする歴代文人の書を刻んだ石碑が100点以上保存されており、中国書法の精髄に触れることができます。

入場料:
三蘇祠博物館(祠堂エリア)の入場料は、大人が40元です。全日制大学本科及び以下の学生は学生証の提示で半額(20元)となります。60歳以上の高齢者、障害者手帳または軍人証をお持ちの方、および6歳以下(または身長1.3m以下)のお子様は無料で入場できます(ただし、お子様の場合は保護者の同伴と有効チケットが必要です)。三蘇記念館は無料で入館できますが、月曜日は閉館します(祝日を除く)。
中国語名:
眉山三苏祠(méi shān sān sū)
眉山三蘇祠の観光時間:
ハイシーズン、ローシーズンに関わらず、開館時間は毎日9:00〜18:00です。最終入場およびチケット販売は17:30に終了します。三蘇記念館は月曜日が閉館日となります(祝日を除く)。
眉山三蘇祠へのアクセス:
住所:
四川省眉山市東坡区紗縠行南街。
公共交通機関:
市内バスを利用する場合、「三蘇祠西站」または「三蘇祠南站」で下車します。自家用車でお越しの場合は、ナビゲーションで「三蘇祠」を設定し、指定の駐車場をご利用ください。
注意事項:
入場には事前の実名制予約が必要な場合があります。公式ウェチャットアカウント「三蘇祠博物館」から予約できますので、事前にご確認ください。
園内の祠堂エリアの最大収容人数は10,000人に設定されています。混雑時は順番をお待ちいただく場合があります。
文化財保護のため、展示物には手を触れないでください。また、指定された見学ルートに沿って静かにご観覧ください。
敷地内は全面禁煙です。ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい環境を保つようご協力ください。
火気厳禁です。刃物などの危険物やペットの持込は禁止されています。
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