雪宝鼎

概況:
雪宝鼎(せっぽうてい)は、四川省アバ・チベット族チャン族自治州松潘県に位置する、標高5588メートルの岷山山脈の最高峰です。その美しい姿から「東方の法螺貝の山」を意味する「夏爾冬日(シャルドンリ)」というチベット名でも呼ばれ、古来より蔵伝仏教や道教の聖地として、またチベット古来の宗教である苯波教の七大神山の一つとして崇められてきました。山頂は一年中雪と氷に覆われ、その周囲には108もの高山湖が点在し、西南斜面には長さ2キロメートルに及ぶ現代冰川が懸垂するなど、雄大で神々しい景観を誇ります。また、この山は岷江と涪江の分水嶺であり、特にその雪解け水は「人間の瑶池」と称される黄龍の泉池群を育む命の源ともなっています。

見所:
・金字塔状の神々しい山容:終年雪と氷に覆われた優美な山形は、遠くからでもその威容を拝むことができます。特に旧松平公路の「雪山梁」から望む眺めは絶景として知られています。
・高山の氷河と湖沼群:山頂付近には「雪宝頂冰川」をはじめとする複数の氷河が発達し、その周囲には「四海」と呼ばれる大小108の神秘的な高山湖が点在しています。
・聖山としての信仰と文化:毎年旧暦の6月15日と25日には「朝山期」と呼ばれる巡礼の時期を迎え、多くの信者が訪れます。雪山梁には無数の五色の経幡(風馬旗)がはためき、神聖な雰囲気に包まれます。
・豊かな高山生態系:標高4000メートル以下には原始林や灌木林が広がり、貴重な薬草である雪蓮や貝母が自生するほか、レッサーパンダや金絲猴などの希少な野生動物の生息地にもなっています。

入場料: 無料。
(注:一部の情報源では入山に10元の費用がかかるとの記載もありますが、広く公開されている観光地としての入場券は設定されていない場合が一般的です。)
中国語名:
雪宝鼎(xuě bǎo dǐng)
中国語名の読み方:
シュエ バオ ディン
英語名:
Xuebaoding
雪宝鼎の観光時間:
ハイシーズン:8:00〜17:00
ローシーズン:8:00〜17:00
(注:山域自体は常時開放されていますが、安全上の観点から、日中の明るい時間帯の訪問が推奨されます。また、天候や季節によりアクセス可能な範囲が制限されることがあります。)
雪宝鼎へのアクセス:
住所:
四川省阿坝藏族羌族自治州松潘県城東25キロメートル、大寨郷と黄龍郷の境界付近。
公共交通機関:
まず、成都市の茶店子バスターミナルなどから松潘県行きの長距離バスを利用します。松潘県城に到着後、雪宝鼎へ向かう直接の公共交通機関は限られています。現地では、馬を借りて向かう3日間のツアー(費用はかつて350元/人ほどで宿泊費込み)が伝統的な方法として知られていました。現在では、県城からタクシーやチャーター車(四輪駆動車が望ましい)を利用して、主要な展望ポイントである「雪山梁」などを目指す方法が一般
注意事項:
雪宝鼎は標高5000メートルを超える高山地域です。訪れる前から体調を整え、到着後は激しい運動を避け、十分な水分を摂取するなど、高山病対策を万全にしてください。 山岳地帯の天候は非常に変わりやすく、急な気温低下や強風、降雨・降雪に見舞われることがあります。防寒着、防水・防風のアウター、帽子、手袋などの装備は必須です。日差しも強いため、サングラスや日焼け止めも忘れずに。 一般観光客が安全に楽しめるのは、あくまで山麓や展望ポイントからの眺めです。登山や本格的なトレッキングを計画される場合は、必ず経験豊富な現地ガイドを雇い、適切な装備と計画のもとで行ってください。特に「駱駝背」や「黑色走廊」と呼ばれる危険な箇所には注意が必要です。 美しい自然環境と聖山を守るため、ゴミは一切持ち帰り、動植物を傷つけたり、石や経幡などにいたずらをしたりしないようお願いします。 地元のチベット族や羌族の方々にとって、ここは大切な信仰の対象です。巡礼者や宗教儀式に遭遇した際は静かに見守り、敬意をもって接してください。

雪宝鼎の写真

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