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十万佛塔(古木寺、白居寺)

概況:
十万佛塔(じゅうまんぶっとう)は、チベット自治区日喀則(シガツェ)市江孜(ギャンツェ)県にある白居寺(ペルチェ寺)の境内にそびえる巨大な仏塔です。正式名称は「吉祥多門塔(きっしょうたもんとう)」または「菩提塔(ぼだいとう)」と呼ばれ、その圧倒的な規模と芸術性から「西藏群塔之冠(チベットの塔の冠)」と称えられています。江孜法王ラブテン・クンサン・パと、初代パンチェン・ラマであるケードゥプ・ジェ(一世班禅克珠杰)によって、1414年(または1418年)に着工され、10年から18年の歳月をかけて完成しました。高さは約32.5メートルから42.4メートル、基壇の直径は約62メートルにも及び、9層(または13層)の構造を持ちます。最大の特徴は「塔中有寺、寺中有塔(塔の中に寺があり、寺の中に塔がある)」と呼ばれる、仏塔と仏堂が一体となった珍しい建築様式です。内部には77の仏殿と108の門があり、壁画や塑像を含む仏像の総数が十万体に及ぶことから「十万佛塔」の通称で親しまれています。また、この塔はサキャ派、ゲルク派、シャル派など複数の宗派が協力して建立したことの象徴であり、チベット仏教における宗教的調和を示す貴重な遺構でもあります。

見所:
・「塔中有寺」の構造:巨大な仏塔の内部に、独立した77の仏殿(ラカン)が立体的に配置されており、一つの建物の中に小さな寺院群が収められたような、世界的にも類を見ない建築です。
・十万体の仏像芸術:各仏殿には、泥塑、銅鋳、金箔など様々な技法で作られた仏像や、極彩色の壁画がびっしりと描かれており、その総数は十万体に達します。これらは14~15世紀のチベット仏教美術の集大成とも言えるものです。
・多様な宗派の共存:各仏殿はサキャ派、ゲルク派、シャル派など異なる宗派に属しており、一つの塔の中で各派の教義や本尊が並存する稀有な空間を形成しています。
・「ペイズィ」画派の壁画:塔内の壁画は、チベット三大壁画流派の一つである「ペイズィ(江孜)派」の代表作とされ、人物描写が生き生きとしており、色彩も鮮やかです。
・頂上の眺望:狭い階段を上って最上階まで登ると、江孜の町並みや、背後にそびえる宗山(ツォン山)の古城跡を一望することができます。

入場料:
白居寺の入場料は60元です。十万佛塔内部にカメラを持ち込んで撮影する場合は、別途10元から15元程度の撮影料がかかることが一般的です。
中国語名:
十万佛塔(古木寺)(shí wàn fó tǎ gǔ mù sì)
中国語名の読み方:
シー ワン フォー ター グゥ ムゥ スー
英語名:
Ten Thousand Buddha PagodaKumbum Pagoda
十万佛塔(古木寺、白居寺)の観光時間:
ハイシーズン(5月~10月頃):9:00〜19:00
ローシーズン(11月~4月頃):9:00〜18:00
(情報源によっては通年9:00-19:00としているものもありますが、季節により変動する可能性があります。)
十万佛塔(古木寺、白居寺)へのアクセス:
住所:チベット自治区日喀則市江孜県江孜鎮白居路(白居寺内)
公共交通機関:
日喀則市の長距離バスターミナルから江孜県行きのバスに乗車します。江孜県のバスターミナルに到着後、十万佛塔は町の中心部にある白居寺内にあるため、タクシーまたは徒歩で向かうことができます。ラサから直接江孜行きのバスを利用する方法もあります。
注意事項:
仏塔内部の多くの仏殿は、宗教上の理由や文化財保護の観点から、写真撮影が禁止されています。撮影可能な場所でも、フラッシュの使用は厳禁です。許可を得ずに撮影するとトラブルになる可能性があります。 仏殿への入口の多くは非常に低く、身をかがめて入る必要があります。これは「躬身礼佛(礼拝のために身をかがめる)」という仏教の礼儀に由来する設計と言われています。 内部は薄暗く、階段も急で狭い場所があります。足元に十分注意し、安全第一で見学しましょう。 仏塔は宗教施設です。静粛に参拝し、仏像や壁画に触れたり、大きな声で話したりするのは避けましょう。 江孜の標高は約3900メートルです。急な階段の上り下りは体への負担が大きいため、自分のペースでゆっくり行動し、高山病に気を付けましょう。
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