宗山遺跡

概況:
宗山抗英遺跡(江孜宗山古堡)は、チベット自治区日喀則市江孜県の中心部、標高約4000メートル以上の宗山の上に位置しています。ラサ市からは約307キロ離れています。この遺跡は、その外観が布達拉宮に似ていることから「小布達拉宮」とも呼ばれ、古くは14世紀初頭に築かれた城塞であり、かつては江孜宗(県)政府の所在地として行政と軍事の中心を担っていました。しかし、この地が「英雄城」と呼ばれる所以は、1904年に起きた悲壮な歴史にあります。イギリス軍の侵攻に対して、江孜の軍民はこの城塞に籠り、土砲や刀剣など劣勢な武器で3ヶ月にも及ぶ激しい抵抗を続けました。最後は弾薬が尽き、多くの勇士が崖から身を投じて壮絶な最期を遂げたことで知られ、中華民族が外来の侵略に抵抗した重要な証跡として、1961年に全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
抗英砲台:江孜保衛戦で使用された「黄色兄弟」と呼ばれる土砲が復元・展示されており、当時の激戦を偲ばせます。
抗英勇士跳崖処:弾尽きて降伏を拒んだ勇士たちが最後を選んだ崖辺で、現在は記念碑が建立されています。
江孜宗政府議事庁:旧江孜宗政府の様子を塑像などで再現しており、チベット封建農奴制時代の行政の一端を窺い知ることができます。
法王殿(如意宝寺):明代に建立され、白居寺の前身とも言われるお堂です。内部の壁画は芸術的価値が高く、さらには英軍の銃弾の痕が残る壁もあり、侵略の歴史を生々しく伝えています。
駐蔵大臣巡辺石碑:清の乾隆帝時代に、駐蔵大臣が辺境を巡視した経緯と領土を守る決意を刻んだ石碑で、重要な歴史資料です。

入場料:
大人 40元。冬季(「冬遊西藏」政策期間など)は無料となる場合があります。
中国語名:
宗山遗迹(zōng shān yí jì)
中国語名の読み方:
ゾン シャン イー ジ
英語名:
Zong Mountain
宗山遺跡の観光時間:
ハイシーズン:9:00〜18:00
ローシーズン:9:00〜18:00
(注:情報源により開放時間はほぼ統一されており、季節による明確な区分は見られませんでした。ただし、現地の状況により変動する可能性がありますので、訪問前の確認をおすすめします。)
宗山遺跡へのアクセス:
住所:チベット自治区日喀則市江孜県白居路、白居寺背後の山頂上。
公共交通機関:
日喀則市から江孜県行きの長距離バスに乗車し、江孜県城にて下車します。遺跡は県中心部の小高い山の上にあり、バス停からは歩いて向かうことが可能です。
注意事項:
遺跡は標高4000メートル以上にあります。見学には階段を上る必要があるため、ゆっくりとしたペースで行動し、高山病に注意しましょう。 敷地内には、抗英戦闘の歴史を伝える展示や、旧地牢など当時の状況を再現した場所があります。歴史的遺構を尊重し、静かに見学しましょう。 チベットの寺院や史跡では、内部の壁画や指定された場所の撮影が禁止されている場合があります。撮影の前には必ず確認を取るようにしてください。 服装は動きやすいものがおすすめです。また、日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めなどの対策を忘れずに。 遺跡の入場料や開放時間は、現地の政策や季節により変更される可能性があります。最新情報は事前に確認することをお勧めします。

宗山遺跡の写真

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