巨柏王

概況:
巨柏王は、中国西藏自治区林芝市巴宜区八一鎮の「世界柏樹王園林」内に位置する、樹齢が約3200年とされる一本の巨木です。これは、チベット語で「ラ辛秀巴(神樹)」とも呼ばれる、西藏特有の樹種「巨柏(雅魯藏布江柏木)」の中で最大かつ最古の個体です。高さは57メートル、胸高直径は5.8メートルもあり、十数人の大人が手を繋いでようやく囲めるほどの大きさです。2019年には世界認証機関により「世界で樹齢が最も長い巨柏」として認定されました。この巨木は、現地の藏族の人々にとっては聖なる存在であり、苯教の開祖である辛饒米保(シェンラブ・ミウォチェ)の生命の樹、あるいはその髪が変化して生まれたものという伝説も残されています。園内には他にも数百本の千年を超える古柏が生い茂り、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

見所:
園内の中心にそびえ立つ、樹齢約3200年の「世界柏樹王」は、その圧倒的な存在感と生命力が最大の見所です。
巨柏王をはじめ、樹齢2000年から2500年を超える数百本の巨柏が林立する森そのものが壮観です。
神聖な木として敬われてきたため、多くの巨木にはカラフルな経幡(タルチョ)が巻かれ、ハダカ(カタ)が捧げられています。また、林内にはマニ石塚も見られます。
園内は木製の遊歩道が整備されており、森林浴を楽しみながら巨木を間近で観察できます。
標高約3000メートルの高原にありながら、気候が比較的温和で、一年中緑豊かな「森林の酸素バー」として親しまれています。

入場料:30元
中国語名:
巨柏王(jù bǎi wáng)
巨柏王の観光時間:
ハイシーズン:09:00〜18:30
ローシーズン:09:00〜18:30
(注:情報源により開園時間に若干の差異がありますが、09:00-18:30が最も一般的なようです。季節による大きな変動はない模様です。)
巨柏王へのアクセス:
住所:西藏自治区林芝市巴宜区八一鎮巴吉村(または「八一鎮東南方向」と表記されることもあります)
公共交通機関:
林芝市八一鎮の市街地からは、タクシーを利用するのが最も便利です。
公共交通機関を利用する場合は、市内の2番バスに乗り、「建材市場」バス停で下車します。そこからは約3.7キロメートル歩くか、現地の三輪タクシーなどを利用する必要があります。
注意事項:
園内は宗教的な聖地です。経幡やマニ石塚などには触れたり、壊したりしないよう、敬意を持って見学しましょう。
標高が約3000メートルありますので、歩く際はゆっくりとしたペースを心がけ、体調に気を配りましょう。
園内の遊歩道は整備されていますが、自然の中を歩きますので、歩きやすい靴を履くことをお勧めします。
駐車場は無料で利用できますが、台数に限りがありますので、ハイシーズンは混雑が予想されます。
観光客向けの土産物店などでは、価格や商品の品質について、購入前によく確認することをお勧めします。
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