ノルブリンカ

概況: ノルブリンカ(羅布林卡)は、チベット自治区ラサ市の西郊、ポタラ宮から約3キロメートルの場所に位置する、チベット最大かつ最も美しい人工庭園です。その名はチベット語で「宝(ノルブ)の庭(リンカ)」を意味し、1755年にダライ・ラマ7世によって夏の離宮として建設が始まり、その後歴代のダライ・ラマによって拡張されました。かつては「夏の宮殿」と呼ばれ、ダライ・ラマが夏の間、政務を執り、避暑を楽しんだ場所です。総面積約36万平方メートルの広大な敷地内には、緑豊かな林苑、色鮮やかな花壇、池、そしてチベット様式と漢族様式が融合した数々の壮麗な宮殿建築が点在しています。ポタラ宮が政治と宗教の権威を象徴するならば、ノルブリンカはその厳かな雰囲気から離れ、自然と芸術を愛でる文化的な側面を強く感じさせる場所です。現在は人民公園として一般に公開され、ラサ市民の憩いの場であると同時に、チベットの建築、園芸、絵画芸術の粋を集めた重要な文化財として、多くの観光客を引きつけています。

見所: ダライ・ラマ7世が建立した最初の宮殿で、敷地内で最も古い建築物です。チベット様式の宮殿と、漢族様式の庭園が調和した設計が見られます。 ダライ・ラマ13世の時代に建てられた、敷地内で最も大きく豪華な宮殿です。内部には彼の居室、礼拝堂、会議室などがあり、当時の生活の様子を窺い知ることができます。新宮の壁画は特に有名で、チベットの歴史や仏教説話が描かれています。 ダライ・ラマ14世が幼少期を過ごた宮殿で、比較的新しい建物です。内部は当時のままの状態で保存されており、生活感が感じられます。 広大な敷地の中心に位置する池で、池の中にはかつてダライ・ラマが舟遊びを楽しんだという龍王亭(湖心亭)が建っています。周囲は柳の木が植えられ、散策に最適なエリアです。 毎年チベット暦の7月1日から7日(新暦では8月頃)にかけて行われる、ノルブリンカ最大の祭典です。伝統的なチベット歌舞や芝居、蔵戯(アチェ・ラモ)が連日上演され、多くの人々で賑わいます。かつてはダライ・ラマと政府高官、僧侶たちがここで芸能を鑑賞した由緒ある行事です。

入場料: 入場料は60元です。夏の祭典(ショトン祭期間中)などは別途料金が設定される場合があります。
中国語名:
罗布林卡(luó bù lín kǎ)
中国語名の読み方:
ルオ ブ リン チァ
英語名:
Norbulingka
ノルブリンカの観光時間:
ハイシーズン(5月~10月頃):9:00~18:00(入場は17:30まで)
ローシーズン(11月~4月頃):9:30~17:30(入場は17:00まで) ※季節や特別な行事により変動する可能性がありますので、訪問前の確認をお勧めします。
ノルブリンカへのアクセス:
住所: チベット自治区ラサ市城関区羅布林卡路21号
公共交通機関: ラサ市内から2番路線バスに乗車し、「羅布林卡(ノルブリンカ)」バス停で下車します。 14番路線バスも「羅布林卡」バス停に停車します。 市内中心部(例えば大昭寺周辺)からタクシーを利用する場合は、初乗り運賃10元程度で行くことができます。
注意事項:
敷地面積が非常に広いため、見学には十分な時間(少なくとも2~3時間)を確保することをお勧めします。歩きやすい靴で訪れましょう。 チベットの強い日差しに備え、帽子、サングラス、日焼け止めは必須です。また、園内には日陰があまりない場所もあります。 園内の宮殿内部では、文化財保護の観点から写真撮影が禁止されている場合があります。必ず表示を確認し、守りましょう。 ショトン祭(雪頓節)期間中は大変な混雑が予想されます。祭りの雰囲気を体験したい方には良い機会ですが、静かに庭園を散策したい方は、この時期を避けることを検討しても良いでしょう。 公園内には売店や軽食を販売する場所がありますが、選択肢は限られています。長時間の滞在を予定される場合は、飲み物を持参するのが安心です。

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