沢当寺(ツェタン)

概況:
沢当寺(ツェタン寺、別名:乃東寺)は、チベット自治区山南市乃東区沢当鎮にある、チベット仏教パジュ・カギュ派(白教の一派)の重要な寺院です。元の至正11年(1351年)に、パジュ政権の創始者である大司徒チャンチュプ・ギャルツェンによって建立されました。かつては丹薩梯寺と並んでパジュ派の二大寺院と称され、顕教経典の講義を主とした学問寺として栄え、その名声は主寺をしのぐほどでした。寺院は、チベット文化発祥の地とされる雅礱(ヤルン)河谷を見下ろす、貢布日(コンぽリ)神山の西側斜面に位置しており、周囲には伝統的な家屋が階段状に並ぶ風景の中に、紫紅色の外壁がひっそりと佇んでいます。最盛期には「パジュ政権の国寺」とも呼ばれ、様々な宗派の学説が集う大きな仏教学院として機能していましたが、現在はかつての規模を縮小し、一つの仏殿を残すのみとなっています。それでも、今も主にゲルク派の宗カバ大師とその二弟子を主尊としつつ、カギュ派のマルパやミラレパ、カダム派のアティシャ、サキャ派のサキャ・パンディタなど、各宗派の高僧を祀るという、かつての学問寺としての包容的な精神を伝えています。

見所:
寺院は市街地の住宅街の中にあり、階段状に広がる伝統的な家屋と一体化した独特の景観を楽しめます。
紫紅色の外壁が特徴的な二層建ての本堂は、コンパクトながらも精巧に造られています。
境内の裏手の斜面には、無数の経幡(タルチョ)がはためき、独特の蔵香の香りが漂うエリアがあります。
寺院の高い場所からは、雅礱河(ヤルン川)が流れる山南市街の全景を一望することができます。
かつての大仏教学院の名残りとして、宗派を超えて様々な高僧が祀られている珍しい構成を見学できます。

入場料:入場は無料です。
中国語名:
泽当寺(zé dāng sì)
中国語名の読み方:
ズァ ダン スー
英語名:
The Sera Monastery
沢当寺(ツェタン)の観光時間:
具体的な営業状態は当日の状況によりますが、情報によると開放時間は10:00から18:00までとなっています。
ハイシーズンとローシーズンによる明確な区別は、提供された情報からは確認できません。
沢当寺(ツェタン)へのアクセス:
住所:チベット自治区山南市乃東区沢当鎮貢布路78号
公共交通機関:
沢当市内の2号路線バスに乗車し、「新華書店」バス停で下車します。そこから貢布路を北西方向に約800メートル歩くと到着します。
寺院周辺の路地は狭いため、大型車両の通行は困難です。徒歩または自転車でのアクセスがおすすめです。
注意事項:
寺院は静かな住宅街の中にあります。近隣の住民の生活を妨げないよう、静かに参拝しましょう。 仏殿内部の写真撮影は、事前の許可なく行わないのがマナーです。 特にフラッシュの使用は避けましょう。 寺院は小規模で、観光地化されていないため、トイレや売店などの施設はほとんど期待できません。 必要なものは事前に準備しておきましょう。 参拝の際は、時計回りに回るのがチベット仏教の礼儀です。経堂やマニ車などもこの方向で回ります。 寺院の裏手の斜面や高所に登る際は、足元に十分注意し、安全を第一に行動してください。
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