ハミ王墓

概況:
ハミ回王陵(哈密回王陵)は、新疆ウイグル自治区ハミ(哈密)市街地の南西約1キロメートルに位置する、清代から民国にかけてハミ地方を統治した歴代「回王(ハミ王)」とその家族の陵墓群です。ヴィグル語で「アルトゥンルク(阿勒同勒克)」、即ち「黄金の地」と呼ばれ、初代ハミ王である額貝都拉が1709年にここに葬られて以来、233年にわたる9代の王族の墓地となりました。陵園内には、イスラム建築の傑作である大拱拜(墓室)、木造の小拱拜、そしてハミ地区最大規模を誇るエティガール(艾提尕)大清真寺からなる建築群が現存しており、イスラム様式を基調としながらも、漢民族やモンゴル族の建築様式が融合した独特の建築美を見ることができます。ここは単なる墓所ではなく、中央政権と緊密な関係を築きながら地域を治めたハミ王家の歴史と、多民族文化の融合を今に伝える重要な史跡です。

見所:
最大の見所は、七世回王伯錫爾と八世回王默哈莫德ら王族約40人が眠る「大拱拜」です。高さ17.8メートル、下方上円の構造で、緑色の瑠璃瓦と藍色の花祥雲文様が施された白いタイルが美しい、新疆を代表するイスラム建築です。
南側に並ぶ「小拱拜」は、歴代の王を祀る木造の亭式建築でしたが、現在は九世回王沙木胡索特らが眠る2棟が完全な形で残っています。八角形の尖った屋根は、漢式とモンゴル式の建築様式が融合した特徴的な造形です。
陵園の東側に建つ「艾提尕大清真寺」は、一世王の時代に建立され、後に拡張されたハミ最大の礼拝堂です。内部を支える108本の赤い彫刻木柱と、幾何学模様やアラビア文字で装飾された壁面が荘厳な雰囲気を醸し出しています。
陵園内には「回王歴史文化陳列館」も設けられており、ハミ王家の歴史や当時の生活を物語る品々を展示し、この地の背景をより深く理解する助けとなります。

入場料:35元(参考情報)
中国語名:
哈密王墓(hā mì wáng mù)
ハミ王墓の観光時間:
ハイシーズン(概ね4月~10月):9:30〜20:00(最終入場19:00)
ローシーズン(概ね11月~3月):10:00〜19:00(最終入場19:00)
※季節や施設の都合により変動する可能性がありますので、事前確認をお勧めします。
ハミ王墓へのアクセス:
住所:
新疆ウイグル自治区ハミ地区ハミ市イ州区(伊州区)回城郷、ハミ博物館の南東約136メートル。
公共交通機関:
ハミ市街地から非常に近く、タクシーを利用するのが最も便利です。また、市内バス(路線番号は現地でご確認ください)を利用して「回王陵」または「回王墓」の最寄りバス停で下車し、徒歩数分で到着します。
注意事項:
敷地内のエティガール大清真寺は、現在も現役の礼拝所です。礼拝時間や宗教行事中は静粛を保ち、内部見学の際は敬意をもった行動を心がけてください。
陵墓は国の重要文化財(全国重点文物保護単位)に指定されています。建築物や展示物に触れたり、損傷を与える行為は固く禁じられています。
ハミは乾燥して日差しが強い地域です。帽子、サングラス、日焼け止めの準備をお勧めします。また、敷地内を歩くことが多いので、歩きやすい靴が便利です。
一部の室内展示エリアや宗教施設内部では、写真・動画の撮影が禁止されている場合があります。撮影の前には、必ずスタッフに確認を取るようにしましょう。
敷地面積はそれほど広くなく、見学には1〜2時間ほどあれば十分です。隣接する「回王府」と合わせて観光計画を立てるのもおすすめです。

ハミ王墓の写真

ハミ王墓についてのお問い合わせ
ハミ王墓についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ