ケイス墓(盖斯墓)

概況:
ケイス墓(盖斯墓)は、新疆ウイグル自治区ハミ市の西郊にあるイスラム教の聖地で、「聖人墓」や「緑拱背(緑のドーム)」とも呼ばれています。唐代の貞観年間、イスラム教の預言者ムハンマドの弟子である蓋斯(ケイス)は、他の二人の弟子と共に唐の太宗皇帝の招きに応じて中国に渡り、布教活動を行いました。帰国の途中、635年にハミの東にある星星峡で亡くなり、現地に葬られました。その後、地元のハミ王によって墓が建てられましたが、1939年に一度破壊され、1945年に現在の場所に改めて遺骨が移葬され、現在見られる墓が建立されました。この墓は、イスラム教がシルクロードを経て中国に伝来した初期の歴史を物語る貴重な史跡であり、建築様式もアラビア様式のドームと中国漢様式の四角い基壇が融合した独特のものです。緑色の琉璃瓦(釉薬をかけた瓦)で覆われたドームが美しく、多くのイスラム教徒にとって、メッカへの巡礼が困難な場合の重要な代替巡礼地となっています。

見所:
緑色の琉璃瓦で覆われた美しいアラビア式のドームが特徴で、遠くから見ると緑の宝玉のように輝いて見えます。
基壇が方形で上部が円形のドームという構造は、アラビアと中国の建築様式が見事に融合した貴重な例です。
墓室の内部の壁には、巡礼者たちが奉納した多くの錦の幔幕が掛けられ、聖地としての信仰の厚さを感じさせます。
墓地の周囲は塀で囲まれ、内部には様々な樹木や草花が植えられており、静謐で厳かな雰囲気に包まれています。
イスラム教が唐代に中国へ公式に伝来したという歴史的出来事を今に伝える、宗教史的に極めて重要な場所です。

入場料:情報により異なります。無料とする情報と、10元とする情報があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
中国語名:
盖斯墓(gài sī mù)
ケイス墓(盖斯墓)の観光時間:
ハイシーズン(5月~10月頃):9:30〜19:00
ローシーズン(11月~4月頃):9:30〜19:00
※ただし、別の情報では「開放時間:08:00-17:00」や「暂停营业;恢复营业时间待定」(営業休止中、再開時期未定)との記載もあります。訪問前には現地や旅行会社にて最新の営業状況を確認されることを強くお勧めします。
ケイス墓(盖斯墓)へのアクセス:
住所:
新疆ウイグル自治区ハミ市伊州区天山南路(環城路と天山南路の交差点付近)。
公共交通機関:
ハミ市街からはタクシーを利用するのが一般的です。ハミ王陵(回王墓)からは東へ向かい、最初の路地を北に曲がって直進すると、徒歩約15分で到着します。
注意事項:
ここは信仰の場であり、重要な文化財保護単位でもあります。静粛に参拝・見学し、墓や建物に触れたり、内部で許可なく写真を撮影したりしないようにしましょう。
イスラム教の礼拝堂や聖域に入る際は、肌の露出が少ない控えめな服装を心がけましょう。
女性はスカーフを持参するのが良いでしょう。 ハミは乾燥した大陸性気候で、夏は日差しが強く、冬は寒さが厳しいです。
季節に応じた日焼け止め、帽子、水分補給、または防寒対策を十分に行ってください。 公開時間や入場条件は変更される可能性があります。特にローシーズンは事前に現地の観光案内所などに確認することをお勧めします。
墓地内は静かで落ち着いた環境です。大声で話したり、走り回ったりするなど、他の参拝者や見学者の迷惑になる行為は避けましょう。
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