果子溝

概況:
新疆ウイグル自治区イリ(伊犁)ハサク自治州霍城県の北東約40キロメートルに位置する果子溝は、「イリ第一景」や「奇絶仙境」と称えられる、天山山脈を貫く全長約28キロメートルの峡谷です。古くは「塔勒奇達坂」とも呼ばれ、北上すればサイラム湖(賽里木湖)に、南下すればイリ河谷に通じる天然の要衝であり、かつては中国から中央アジアやヨーロッパへ向かうシルクロード北新道の咽喉として「鉄関」とも呼ばれました。1218年、チンギス・ハンが西征した際、次子のチャガタイに命じて道を開かせ、多くの橋を架けたという歴史を持ちます。現在は国道312号線(烏伊公路)が通り、ウルムチとイリを結ぶ重要な交通路となっています。かつては野生のリンゴやアンズ、クルミなどの果樹が多く生い茂り、その名の由来となりましたが、現在ではその景観の美しさが最大の魅力です。峡谷内では、聳え立つ峰々、深く回る峡谷、繁茂する松や樺の木、そして季節ごとに咲き乱れる野花など、変化に富んだ風景を楽しむことができます。特に5月下旬から9月にかけては、新疆西線で最も美しい峡谷の一つとして知られています。また、2011年に開通した現代的な「果子溝大橋」は、峡谷に架かる巨大な斜張橋として、自然と人間の技術が調和した新たな名所となっています。

見所:
「松樹頭」と呼ばれる峡谷の最高地点からは、眼下に広がるサイラム湖の全景を一望できます。
峡谷の険しい場所にある高所から流れ落ちる高山瀑布は、白い絹が空から垂れ下がっているかのような壮観な景色を見せます。
清代に設置された軍台・駅站の名残である「二台」周辺では、草原と木造の小屋が調和した風景の中でひと息つけます。
峡谷を跨ぐように建設された「果子溝大橋」は、全長700メートル、谷底からの高さ約200メートルにも及ぶ巨大な斜張橋で、その雄大な姿は必見です。
峡谷をドライブしながら、移り変わる山肌の色や、垂直に分布する多様な植生を観察できます。一つの溝の中で四季折々の景色を同時に楽しめるのも特徴です。

入場料:無料
中国語名:
果子沟(guǒ zǐ gōu)
果子溝の観光時間:
ハイシーズン(5月下旬~9月頃):基本的に24時間見学可能です。ただし、安全のため日中の訪問が推奨されます。
ローシーズン(10月~翌年5月上旬頃):基本的に24時間見学可能です。冬季は積雪や凍結により道路や歩道が閉鎖される場合がありますので、最新情報をご確認ください。
果子溝へのアクセス:
住所:
新疆ウイグル自治区イリ(伊犁)ハサク自治州霍城県城北東40キロメートル
公共交通機関:
ウルムチからイリ(伊寧)行きの長距離バスに乗車し、果子溝付近で下車する方法があります。事前に運転手に停車を依頼する必要があります。
イリ(伊寧)からは、伊犁州客運中心でボルタラ(博楽)行きのバスに乗り、同様に果子溝またはサイラム湖トンネル付近で下車します。
最も便利なのはレンタカーまたはタクシーチャーターです。連霍高速道路(G30)を利用し、「果子溝」または「賽里木湖」を目指します。大橋の全景を眺める
注意事項:
峡谷内、特に観光客がよく訪れる山の斜面周辺にはイノシシが生息していることがあり、過去に事故も報告されています。単独行動は避け、可能な限り複数人で行動しましょう。
景色の良いポイントは道路沿いにありますが、国道や高速道路での駐停車は大変危険です。写真を撮る場合は、必ず指定された観光用駐車場や路肩の広い安全な場所を利用してください。特に果子溝大橋の橋上や路肩での停車は禁止されています。
山岳地帯のため天候が変わりやすく、昼夜の気温差が非常に大きいです。夏でも防寒着や雨具の準備があると安心です。
自然環境を保護するため、ゴミは必ず持ち帰り、植物を折ったり傷つけたりしないようお願いします。
一部の展望スポットへは地元の方が整備した木製の遊歩道が設置されており、利用には別途30元程度の維持管理費がかかることがあります。

果子溝の写真

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