石頭城

概況:
タシュクルガン(塔什庫爾干)石頭城は、中国新疆ウイグル自治区カシュガル(喀什)地区のパミール高原東部、海抜約3100メートルの地に聳える歴史的な古城遺跡です。「タシュクルガン」は現地の言葉で「石の城」を意味します。その歴史は古く、漢代には西域三十六国の一つ「蒲犁国」の王城として、その後は「朅盤陀国」の都城として、さらには唐の「葱嶺守捉」、清代の「蒲犁庁」として、シルクロード中道と南道が交わる要衝として、常にこの地域の政治、経済、文化、軍事の中心であり続けました。玄奘三蔵やマルコ・ポーロなど多くの歴史的な旅人もここに足を止めたと言われています。城は天然の丘の上に築かれており、険しい地形を活かした堅固な造りで、現在は主に内城と外城からなる遺構が残り、往時の面影を偲ばせます。2015年から2020年にかけての考古学的発掘では、旧石器時代の石核から漢唐時代の木棺、仏教壁画の残片まで、多時代にわたる人々の活動を証する貴重な文物が発見され、東西文化交流や多民族共存の歴史を物語る重要な遺跡として、2001年に全国重点文物保護単位に指定されています。

見所:
遺跡の最高所にある「博望台」。ここはかつて朅盤陀国の国王が政務を執った場所とされ、東にカラコルム山脈、西にヒンドゥークシュ山脈、北に「氷山の父」ムスタグアタ峰を望む絶景のパノラマが広がります。
内城に残る宮殿や寺院の跡。比較的保存状態が良く、石と泥で築かれた城壁や、角楼、仏龕(ぶつがん)の跡などを見ることができます。
「漢日天種」伝説の舞台。玄奘の『大唐西域記』に記された、漢の公主と太陽から来た神が建国の祖となったというこの地に伝わるロマンチックな伝説を、眼前の遺跡に思い馳せることができます。
遺跡の麓に広がる「金草灘」とタシュクルガン河。豊かな湿地帯が遺跡の荒涼とした美しさと調和し、特に夕陽に染まる時間帯は息をのむ光景です。
遺跡全体の荘厳な佇まい。乱石が積み重なる独特の景観は、シルクロードの興亡と歴史の流れを静かに伝え、写真撮影にも最適です。

入場料:40元(情報により、金草灘湿地公園との共通券や区間車料金が別途必要な場合もあります)
中国語名:
石头城(shí tóu chéng)
石頭城の観光時間:
年間を通じて 08:30~20:30(最終入場20:30)
石頭城へのアクセス:
住所:新疆ウイグル自治区カシュガル地区タシュクルガン・タジク自治県タシュクルガン路43号
公共交通機関:カシュガル市からタシュクルガン県行きの長距離バスを利用し、県城でタクシー等に乗り換えてアクセスするのが一般的です。多くの観光客はカシュガルからパミール高原を巡るツアーに参加するか、レンタカー・チャーター車を利用して訪れます。
注意事項:
遺跡は国指定の重要文化財です。遊歩道から外れたり、遺構に登ったり、石を持ち帰ったりすることは絶対にやめましょう。大切に保護されている歴史の証です。
遺跡は高台に立っており、遊歩道が整備されていますが、足元の悪い場所もあります。歩きやすい靴で訪れ、安全には十分ご注意ください。
パミール高原は海抜が高いため、軽い高山病の症状が出る場合があります。到着後は激しい運動を避け、ゆっくりと行動することをお勧めします。
高原は日差しが強く、気温の変化も激しいです。日焼け止め、帽子、サングラスのほか、防寒着も必ずご準備ください。
遺跡の近くには、タシュクルガン河の河谷で暮らす遊牧民の方々がいます。私有地や家畜に無断で立ち入らないなど、現地の生活と環境を尊重するマナーを守りましょう。
トイレや売店などの施設は限られています。必要に応じて飲料水や軽食を持参されると安心です。

石頭城の写真

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