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沙車王陵(ヤルカンド王陵)

概況:
莎車王陵(ヤルカンド王陵)は、正式には葉爾羌汗國王陵(叶尔羌汗国王陵)と呼ばれ、新疆ウイグル自治区カシュガル(喀什)地区莎車県の旧市街と新市街の間に位置する歴史的遺跡です。この地は、漢代の西域三十六国の一つ「莎車国」に遡り、16世紀から17世紀にかけて栄えた葉爾羌汗國(1514年-1680年)の王都が置かれた場所でもあります。王陵は1533年、同汗国の初代汗王であるスルタン・サイード汗(苏里唐赛义德)を悼んで建設され、その後、歴代の王族や著名な人物が埋葬されるようになり、現在までに11代から12代にわたる王室成員の墓が並んでいます。敷地面積は約5000平方メートルから1万5000平方メートルに及び、イスラム建築の優れた芸術性を示す装飾が施されています。特に、十二木卡姆(十二木卡姆)という古典音楽を集大成したことで知られる王妃アマニサハン(阿曼尼莎汗)の墓がここに安置されていることで、文化的にも非常に重要な場所となっています。2006年には国務院により全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
「木卡姆の母」と称されるアマニサハン王妃の陵墓は必見です。女性でありながら王陵に葬られることを許された特別な存在で、その墓は赤い布で覆われ、三段の階段状(女性の墓の形式)になっているのが特徴です。彼女が34年の生涯で成し遂げた文化事業を偲ぶことができます。
王陵の壁や墓の外壁には、石膏による精緻な浮き彫りや銘文の装飾が施されており、幾何学模様やアラベスク、ウイグル文字などが用いられています。これは葉爾羌汗國時代の建築様式と芸術的到達点を示す貴重な例です。
シルクロードの要衝として繁栄したオアシス国家「莎車国」から、イスラム王朝である葉爾羌汗國の中心地へと至る、この地域の長い歴史の層を感じ取ることができます。発掘調査により、新石器時代から青銅器時代の古城遺跡も近くで見つかっており、文明の起源を考える上でも重要な土地です。
王陵は「阿勒屯麻扎」(黄金の墓)とも呼ばれ、その敷地内には陵墓区域の他に、「阿勒屯魯克清真寺」と「阿勒屯水池」が配置された三つの部分から構成されています。この配置から当時の葬送儀礼や宗教的空間の在り方を窺い知ることができます。

入場料:公開情報に明確な記載はありませんが、主要な文化財観光地として有料である可能性が高いです。現地の窓口でご確認ください。
中国語名:
沙车王陵(shā chē wáng líng)
沙車王陵(ヤルカンド王陵)の観光時間:
ハイシーズン(夏季):公開情報に基づく具体的な時間は見当たりませんが、新疆の観光地の一般的な営業時間を考慮すると、9:00〜19:00程度が想定されます。
ローシーズン(冬季):同様に、10:00〜18:00程度が想定されます。
※確実な情報は訪問前に現地または公式情報でご確認されることを強くお勧めします。
沙車王陵(ヤルカンド王陵)へのアクセス:
住所:
新疆ウイグル自治区カシュガル地区莎車県内、老城と新城の間の阿勒屯徳爾瓦茲(阿勒屯德尔瓦兹)以北。
公共交通機関:
莎車県城からは、タクシーを利用するのが最も便利です。また、カシュガル市から莎車県へは長距離バスでアクセス可能で、莎車空港も利用できます(2023年7月開港)。空港から県城までは車で移動する必要があります。
注意事項:
王陵はイスラム教の聖なる墓所(マザール)であり、現在も信仰の対象となっている場所です。参拝者や地元の方々の信仰心を尊重し、静粛に行動し、墓石に触れたり登ったりする行為は厳に慎みましょう。
新疆は全体的に日照時間が長く日差しが強い地域です。帽子、サングラス、日焼け止めなどの紫外線対策を十分に行い、水分補給も忘れずに行いましょう。
全国重点文物保護単位に指定されている貴重な文化遺産です。落書きや損傷行為は法律で厳しく罰せられます。美しい装飾や建造物を守るため、マナーを守って見学してください。
陵内の装飾や構造は非常に細かい部分まで見所があります。時間に余裕を持って訪れ、ゆっくりと歴史の息吹を感じ取ることをお勧めします。
敷地内や周辺でのゴミのポイ捨ては禁止されています。自身のゴミは必ず持ち帰り、美しい環境を保ちましょう。
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