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海寧大逆流(海寧潮)

概況:
海寧潮(かいねいちょう)は、浙江省の銭塘江(せんとうこう)で発生する世界最大級の湧潮(わきしお)で、「天下第一潮(てんかだいいっちょう)」とも称される世界的な自然奇観です。その壮大さは古くから「八月十八潮、壮観天下無(はちがつじゅうはちちょう、そうかんてんかむ)」と詠われてきました。この現象は、太陽と月の引力による天文潮に加え、杭州湾という独特の喇叭状(らっぱじょう)の地形、河床の形状、そして季節風が複合的に作用することで生み出されます。特に旧暦8月18日前後は、天体の位置関係から潮差が最大となり、最も勢いが増すため、絶好の観潮シーズンとなります。観潮の歴史は古く、漢代に始まり、唐代には風俗として定着、南宋の時代には水軍の閲兵式も行われるほどの盛況を極めました。現在では、毎年旧暦8月18日を中心に「観潮節」が開催され、国内外から多くの観光客が訪れます。

見所:
一潮三看(いっちょうさんかん):一つの潮を三つの場所で異なる姿を楽しむ伝統的な観潮法です。まず東側の丁橋鎮大缺口(だいけっこう)で、東潮と南潮が交差するダイナミックな「交叉潮(こうさちょう)」を見学し、その後、車で中央の塩官観潮景区へ移動して、横一直線に迫る「一線潮(いっせんちょう)」の圧倒的な迫力を堪能します。最後に西側の老塩倉(ろうえんそう)へ向かい、堤防に激突して跳ね返る「回頭潮(かいとうちょう)」や、時に10メートル以上にも達する「冲天潮(ちゅうてんちょう)」の驚異的なパワーを体感できます。
多様な潮型(しおがた):近年の科学調査により、従来知られていた8種類に加え、新たに「矩形状大海嘯(くけいじょうだいかいしょう)」(マトリックス潮)が確認されるなど、その表情は実に豊かです。ほかにも、うろこのように連なる「魚鱗潮(ぎょりんちょう)」や、二度押し寄せる「二度潮(にどちょう)」など、様々な潮の形を観察することができます。
塩官観潮胜地公園(えんかんかんちょうしょうちこうえん):観潮の中心地であり、占鰲塔(せんごうとう)を背景に「一線潮」を見る定番スポットです。園内には歴史を感じさせる建築物もあり、潮を待つ間の散策も楽しめます。
潮文化の体験:観潮は単なる自然鑑賞にとどまりません。南宋以来続く観潮節では、潮神を祀る伝統的な祭祀や民俗パフォーマンスが行われ、また塩官鎮では「潮楽之城(ちょうがくのしろ)」として、音楽や光と潮を融合させた新しい文化体験も生まれています。

入場料:
観潮の入場料は、観潮ポイントによって異なります。主要な塩官観潮胜地公園の入場料は、季節により変動しますが、おおむね80元~100元程度です。その他の観潮点(大缺口、老塩倉など)は、基本的に無料で観覧できる場所が多いですが、臨時の有料観覧席が設けられる場合があります。最新の料金は現地または公式情報でご確認ください。
中国語名:
海宁观潮(hǎi níng guān cháo)
中国語名の読み方:
ハイ ニン グァン チャオ
英語名:
Hainingguanchao
海寧大逆流(海寧潮)の観光時間:
観潮自体は自然現象のため24時間発生しますが、観潮公園などの施設には開放時間があります。
ハイシーズン(主に旧暦8月観潮節期間など):概ね 7:00 ~ 18:00
ローシーズン:概ね 8:00 ~ 17:00
※潮の満ち干時刻は日々変化します。観潮のベストタイミングは旧暦の日付によって決まりますので、訪れる前に必ず現地の潮汐予報(「海寧塩官潮汐」小程序など)で正確な時間を確認することが最も重要です。
海寧大逆流(海寧潮)へのアクセス:
住所:主な観潮地は複数あります。
塩官観潮胜地公園:浙江省嘉興市海寧市塩官鎮観潮胜地公園
大缺口(交叉潮観賞点):浙江省嘉興市海寧市丁橋鎮大缺口
老塩倉(回頭潮観賞点):浙江省嘉興市海寧市老塩倉
公共交通機関:
上海や杭州などから海寧市へは高速鉄道が便利です。海寧西駅で下車後、観潮地へはタクシーや路線バスを利用します。
塩官観潮胜地公園へは、海寧駅または海寧西駅から観光バス「海寧観光バス塩官線」を利用できます。
杭州市内からは、地下鉄9号線で臨平南高铁站まで行き、そこから海寧行きのバス(K8
注意事項:
観潮は大変危険を伴う自然現象です。必ず指定された安全な観覧区域から観賞し、堤防や護岸に近づいたり、潮が引いた後の江床に降りたりすることは絶対に避けてください。予想外の「暗潮(あんちょう)」や副次的な波が襲うことがあります。 旧暦8月18日前後などの大潮日は、想像を超える混雑が予想されます。観潮スポットへは公共交通機関の利用が強く推奨され、駐車場も早朝から満車になります。余裕を持った計画を立てましょう。 潮の時間は日によって大きく変わります。観光案内所の掲示や、前述の潮汐予報アプリで当日の正確な潮来時刻を事前にチェックし、少なくとも30分前には観覧場所に到着しておくことをお勧めします。 江辺は風が強く、潮しぶきで濡れることもあります。防寒着やレインコート、帽子などの準備があると安心です。また、足元は滑りやすい場所もあるので、歩きやすい靴が適しています。 観潮地周辺は自然保護区域でもあります。ゴミは必ず持ち帰り、環境を大切にしましょう。また、地元の「喊潮人(かんちょうじん)」(潮呼び人)の安全指示には必ず従ってください。

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