天一閣

概況:
天一閣は、明の嘉靖40年(1561年)から45年(1566年)にかけて、兵部右侍郎(国防次官)であった范欽によって建設された私設蔵書楼です。その名は『易経』の「天一生水」に由来し、書物の最大の敵である火災を水で制するという願いが込められています。創建時の蔵書は7万巻以上に及びましたが、時代の変遷を経て、現在は約30万巻の古籍を所蔵し、そのうち善本は8万巻にのぼります。単なる書庫ではなく、東明草堂や范氏故居、庭園などを含む博物館として発展し、中国現存最古の私家蔵書楼として、「南国書城」の誉れ高い文化的スポットです。

見所:
創建者・范欽の像と初期の書斎「東明草堂」:入り口には范欽の青銅像があり、その右側には「東明草堂」があります。堂内には書斎のしつらえや、礼儀孝悌の故事を彫った「麒麟」のレンガ彫刻が見られます。
「天一生水」の思想を体現した宝書楼(天一閣本棟):書庫の中心建築で、楼上が一間(天)、楼下が六間(地)という「天一地六」の構造になっています。厳重に管理され、貴重な明代の地方志や科学試験の記録などが収められています。
江南の風情あふれる庭園「東園」と「南園」:池や築山、回廊からなる美しい庭園です。東園の築山は「福・禄・寿」の文字を形作り、「九獅一象」などの見どころがあります。南園はより静謐な趣きで、池に面した石のテーブルでくつろげます。
精巧な建築美が光る「秦氏支祠」:民国期に建てられた祠堂で、木彫、レンガ彫、石彫、金箔押しなど、寧波の伝統工芸の粋が集結しています。特に戲台(舞台)の螺旋状の天井は見事です。
ユニークな「麻将起源地陈列館」:麻将の発展と寧波との関わりを紹介する博物館です。中庭には麻将牌で敷き詰められた道や、「三缺一」(あと一人足りない)を表現した銅像があり、記念写真に人気です。

入場料:
大人:30元
学生(全日制大学生以下):15元
60歳~69歳の高齢者(要身分証):15元
団体(10名以上、要ガイド証・旅程表):24元
※70歳以上の高齢者、18歳以下の未成年(保護者同伴)、軍人、障害者などは無料となる場合があります。詳細は現地の表示に従ってください。
中国語名:
天一阁(tiān yī gé)
中国語名の読み方:
ティェン イー ゴォ
英語名:
Tianyige
天一閣の観光時間:
ハイシーズン(5月1日~10月31日):8:30~17:30(入場は17:00まで)
ローシーズン(11月1日~4月30日):8:30~17:00(入場は16:30まで)
※毎週月曜日の午前中は閉館(祝日を除く)。月曜日が祝日の場合はその翌日が休館となります。月曜日の開館時間は13:30からです。
天一閣へのアクセス:
住所:
浙江省寧波市海曙区天一街10号
公共交通機関:
バス:9路、26路、371路、512路系統のバスに乗車し、「天一閣」バス停で下車します。
地下鉄:地下鉄1号線の「西門口駅」で下車し、長春路を南方向へ約10分歩きます。
注意事項:
入館の際は、身分証明書(パスポートなど)の提示が必要となる場合があります。 館内、特に書庫や文化財展示エリアでは、フラッシュを使用した撮影は禁止されていますのでご注意ください。 園内には石畳や段差が多いため、歩きやすい靴でのご来場をお勧めします。 日本語の音声ガイドサービスはありませんが、展示物の説明プレートには英語表記がある場合が多く、またスマートフォンでQRコードを読み取れば解説を聞ける場所もあります。 混雑時には入場制限が行われることがあります。特に週末や連休期間は、オンラインでの事前予約や、早めの来場を検討されるとスムーズです。
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