保国寺

概況:
保国寺は、浙江省寧波市の中心部から北へ約13キロ離れた霊山の山腹に位置する、中国で最も重要な古代木造建築の一つです。後漢時代に「霊山寺」として創建され、唐の広明元年(880年)に再建されて「保国寺」の名を賜りました。この寺院は、その卓越した建築技術で知られており、特に北宋の大中祥符六年(1013年)に再建された大雄宝殿は、中国江南地域に現存する最古かつ最も完全な形で保存された木造建築物として広く認められています。この大殿は、中国の建築技術書『営造法式』よりも90年早く建てられており、書中の多くの技法を実物で確認できる貴重な存在です。1961年には、最初の全国重点文物保護単位に指定され、2013年には国家AAAA級観光地にも認定されました。現在は、宗教寺院というより、唐から民国に至るまでの各時代の建築様式を集めた「生きた建築博物館」として、歴史と建築に興味を持つ多くの人々を惹きつけています。

見所:
最大の見どころは、北宋時代に建てられた大雄宝殿です。複雑な斗拱(ときょう)と精巧な継手仕口により、一本の釘も使わずに建造されており、その構造は科学的で、防虫・防塵効果もあると言われています。
境内には、唐の開成四年(839年)に造られた、浙東最古かつ最も完全な形で残る石造の経幢(きょうどう)が二基あり、貴重な唐代の遺物として大切に保存されています。
南宋時代に開鑿された「浄土池」は、かつて四色の蓮が植えられていたと言われる池で、寺院の中軸線上に静かなたたずまいを見せています。
寺院の建築群は、唐、宋、明、清、民国と各時代の特徴を備えており、中軸線上に山門、天王殿、大雄宝殿、観音殿、蔵経楼が並び、両側には鐘楼と鼓楼が配置されています。これらを巡ることで、中国建築の変遷を体感できます。
寺院が所蔵する「万工轎(ばんこうきょう)」と呼ばれる華麗な花嫁籠や、清代の「十六磚屏風」など、精巧な工芸品も見応えがあります。

入場料:
大人料金は20元です。学生(大学生以下)、60歳から69歳までの高齢者などは半額の優待料金が適用されます。身長1.2メートル以下の児童、70歳以上の高齢者、障害者、現役軍人などは、有効な証明書を提示することで無料で入場できます。
中国語名:
保国寺(bǎo guó sì)
中国語名の読み方:
バオ グオ スー
英語名:
Baoguosi
保国寺の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~11月30日):8:00〜17:00(最終入場16:30)。
ローシーズン(12月1日~3月31日):8:30〜16:30(最終入場16:00)。
※毎週月曜日は閉館日となります(祝日や特別な期間を除く)。
保国寺へのアクセス:
住所:
浙江省寧波市江北区洪塘街道鞍山村安東49号。
公共交通機関:
寧波市中心部からは、バスが便利です。例えば、第三医院(白沙中心站)から332路バスに乗車し、「保国寺」バス停で下車します。あるいは、地下鉄2号線の「日湖公園北」駅で下車し、332路バスに乗り換える方法もあります。
注意事項:
寺院は毎週月曜日が定休日です(祝日や特定の連休期間を除く)。訪問前には最新の開館情報を確認することをお勧めします。 境内は石段や坂道が多いため、歩きやすい靴でお越しください。また、山の中にあるため、夏季は虫除け、冬季は防寒対策があると安心です。 貴重な木造文化財を保護するため、展示室内でのフラッシュ撮影や三脚の使用は禁止されている場合があります。また、建築物や展示物に触れないようご注意ください。 敷地内には本格的なレストランはあまりありません。長時間の見学を予定されている場合は、軽食や飲み物をあらかじめ準備しておくと良いでしょう。 静寂に包まれた歴史的空間です。他の見学者の邪魔にならないよう、静かに見学しましょう。
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