洛陽橋

概況:
洛陽橋は、福建省泉州市洛江区と恵安県の境に流れる洛陽江の河口に架かる中国初の跨海石橋で、「中国古代四大名橋」の一つに数えられます。北宋の皇祐五年(1053年)に泉州知州の蔡襄が建設を主導し、嘉祐四年(1059年)に完成しました。別名「万安橋」と呼ばれ、唐代に中原からの移住者がこの地の地形を古都洛陽に似ていると感じ名付けたとされます。全長834m、幅7m、船形橋墩46基を備え、筏型基礎と「種蠣固基法」(牡蠣を養殖して橋脚を固める技術)は世界の橋梁史に革命をもたらしました。宋代の海上シルクロードの要衝として栄えた泉州の交通・貿易を支え、現在は国家重点文物保護単位として、歴史と技術の結晶を体感できる観光地です。蔡襄の書による「万安橋記」の碑や石彫が歴史の息吹を伝え、周辺の海風と古城の風情が訪れる人を魅了します。

見所:
・船形橋墩:水流の衝撃を軽減する独特の設計。46基の橋墩が壮観です。
・蔡襄祠:橋の建設者蔡襄を記念。祠内の「万安橋記」碑は書・文・彫刻の「三絶」。
・石彫群:104体の石獅子と5基の石塔が橋を飾り、宋代の芸術が光ります。
・中洲島:橋中央の小島に碑刻や仏塔が点在。歴史を静かに物語ります。
・万古安瀾碑:宋代の摩崖石刻。風浪を鎮める願いが込められています。

入場料:無料
中国語名:
洛阳桥(luò yáng qiáo)
洛陽橋の観光時間:
ハイシーズン(3月~10月):7:00〜18:00
ローシーズン(11月~2月):7:30〜17:30
洛陽橋へのアクセス:
住所:福建省泉州市洛江区洛陽鎮万安路
公共交通機関:泉州駅からバス(K1番、21番、45番など)で「洛陽橋」下車、約20~30分。廈門高崎国際空港から泉州まで高速バスで約1時間、そこからタクシーで約15分。橋周辺は徒歩で散策可能です。
注意事項:
・橋は長いので、歩きやすい靴で訪れましょう。
・ゴミは持ち帰り、歴史的建造物を守ってください。
・海風が強い日があるため、帽子や軽い上着を準備すると安心です。
・石獅子や碑刻には触れず、フラッシュ撮影は避けてください。
・天候や潮汐により橋の一部が制限される場合があります。事前に確認しましょう。

洛陽橋の写真

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