泉州清源山

概況：
清源山風景名勝区は、福建省泉州市豊沢区に位置する国家5A級観光地で、総面積62平方キロメートルを誇ります。清源山、九日山、霊山聖墓の三大景区から成り、主峰は海抜498m、最高峰618mで、泉州市内からわずか3kmの距離にあります。秦代から開発が始まり、唐代で隆盛を迎え、宋元時代に最盛期を誇ったこの山は、「閩海蓬莱第一山」「清源鼎峙」と称され、泉州十八景の一つです。道教の聖地として知られ、儒教、仏教、イスラム教など多様な宗教文化が共存する「世界宗教博物館」の一角を成します。山頂の老君岩や600以上の摩崖石刻、元明代の花崗岩石室が歴史の深さを物語り、緑豊かな山々と泉が織りなす自然美は、ハイキングや文化探訪に最適な場所として国内外から多くの観光客を引き寄せます。

見所：
・老君岩：宋代の老子石像は中国最大の道教石彫。自然と融合した荘厳な姿が圧巻。
・南台岩：儒・道・仏の三教が共存する象徴的スポット。泉州市街を一望できます。
・第一山：宋代の書家・米芾の碑刻。歴史と書道の美が感じられる名所。
・清源洞：36岩洞の筆頭。裴仙祠や文昌閣が立ち、神秘的な雰囲気が漂います。
・天湖：海抜368mの人工湖。訪仙橋や紫澤洞天碑記が風情を添えます。

入場料：55元清源山(qīng yuán shān)ハイシーズン（3月～10月）：5:30〜19:00
ローシーズン（11月～2月）：5:30〜19:00住所：福建省泉州市豊沢区泉山路
公共交通機関：泉州駅からバス（3番、10番、30番、45番、202番、209番、601番、K1番など）で「泉山路（清源山風景区）」下車、約10～15分。廈門高崎国際空港から泉州まで高速バスで約1時間、そこからタクシーで約15分。景区内は徒歩または観光カートを利用可能です。・山道は一部急で滑りやすいので、歩きやすい靴を履きましょう。
・ゴミは持ち帰り、文物や自然環境を守ってください。
・夏季は日差しが強いため、帽子や水分補給を忘れずに。
・老君岩周辺は撮影可ですが、フラッシュや三脚の使用は控えましょう。
・天候や疫情防控により一部エリアが閉鎖される場合があります。事前に確認してください。