漢長城

概況：
漢長城は、敦煌市から西に約70キロメートルの地点に位置する古代の軍事防御施設で、漢代に建設されました。玉門関の西から疏勒河の南岸に沿って、安西県北湖、金塔県まで延びる漢代長城は、2000年もの歳月を経て風化にもかかわらず、現在も断続的にその姿を残しています。漢武帝の時代に、内地からの食糧補給が難しくなったことから、国境の駐留軍に耕地を開拓し、平時には農業に従事するよう命じられ、多くの軍事屯田がつくられました。

見所：
・玉門関付近の保存状態の良い長城：玉門関付近では、最も保存状態の良い部分が見ることができます。
・烽火台：長城沿いに設置された烽火台が複数残っており、古代の軍事通信システムを垣間見ることができます。
・古代の屯田跡：当時の軍事屯田の跡が見られ、古代の農業と軍事の融合を体感できます。
・自然風景：周辺は広大な砂漠と戈壁が広がり、独特の自然風景を楽しむことができます。
入場料：
大人50元、子供25元、シニア25元、120センチ以下、70歳以上無料。汉长城(hàn cháng chéng)8:00-19:00（観光車の最終発車時間は19:00です）。住所：
甘肃省敦煌市西北70キロメートル。
公共交通機関：
・敦煌市内からタクシーでアクセスする必要があります。往復の料金は約300元です。
・敦煌市内から玉門関景区までのバスに乗り、漢長城まで徒歩またはタクシーでアクセスすることも可能です。・漢長城は砂漠の中にあるため、日差しが強いため、日焼け止めや帽子、サングラスなどの日焼け対策を忘れずに準備してください。
・季節によって風景が異なるため、訪れる時期に応じた服装を用意してください。
・遺跡を保護するため、指定された区域内でのみ観光してください。