莫高窟

概況:
敦煌の莫高窟は、敦煌市東南30キロメートルの鳴沙山東側の断崖に築かれた石窟群で、世界遺産に登録されています。現存する洞窟は492窟で、最古の洞窟は北涼時代(5世紀初頭)の第268、272、275窟です。その後、北魏、西魏、北周、隋、唐、五代、宋、西夏、元など、約1000年にわたり石窟の造営や修復が続きました。内部は石質が粗い礫岩であるため、四壁と天井を漆喰で塗り、その上に壁画を描き、仏像を安置しています。仏像は2415尊にのぼり、鮮明な彩色が施されています。

見所:
・北涼時代の洞窟(第268、272、275窟):最古の洞窟で、初期の仏教芸術を垣間見ることができます。
・北魏時代の洞窟(第251、254、257窟など):5世紀の仏教芸術を代表する洞窟です。
・西魏時代の洞窟(第249、285窟など):6世紀の壁画や仏像が見られます。
・唐代の洞窟(第158窟など):「最美涅槃佛」で知られ、涅槃を主題とする洞窟です。
・壁画と仏像:各時代の壁画や仏像が多数残っており、芸術的価値が非常に高いです。

入場料:
・全額:238元(通常)。
・割引:119元(学生、60歳以上)。
中国語名:
莫高窟(mò gāo kū)
莫高窟の観光時間:
・ハイシーズン(5月1日-10月31日):7:30-17:30。
・ローシーズン(11月1日-4月30日):8:00-17:00。
莫高窟へのアクセス:
住所:
甘肃省敦煌市鳴沙山東麓宕泉河西岸。
公共交通機関:
・敦煌市内からタクシーでアクセスできます。
・敦煌市内から観光バスに乗車することも可能です。
注意事項:
・洞窟内では、バックパック、カメラ、自撮り棒、ビデオカメラなどは持ち込めません。入場口で無料で預けることができます。
・壁画や仏像は非常に貴重ですので、触らないようにしてください。
・洞窟内での撮影は原則禁止されています。
・強風や砂埃が舞う日もありますので、薄いナイロン合羽やサングラスを準備すると良いでしょう。
・高級カメラは、細かい砂で傷む可能性がありますので、注意してください。

莫高窟の写真

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