炳霊寺石窟

甘粛省永靖黄河三峡の炳霊峡景区の小积石山に位置する。蘭州の南西、黄河の北岸側の峡谷の中にある石窟で、炳霊とはチベット語で「十万仏」の意味を持つ。全長2キロにわたる石窟は、十六国時代の西秦から隋、唐、明、清までの各時代に造営された。岩壁には190あまりの石窟があり、大小700体近くの仏像が残されている。中でも最も有名な大仏は、171龕の唐代の大仏、最も古い大仏は、壁に「西秦建弘元年」(420年)と記されている第169窟である。石窟の上部には、素晴らしい壁画も残されており、階段と桟道から観光できるようになっている。険しい峡谷にある石窟にあり、イスラム教徒による破壊や外国人探検家による持ち出しを逃れたため、貴重な仏像が多く残されている。
魏(220~265年)、晋(265~420年)の時期に建てられ、宋代(960~1279年)に初めて炳霊寺と呼ばれるようになった。「炳霊」とはチベット語で「十万物」と言う言葉の音訳で、「千仏山」「万仏洞窟」と言う意味である。
中国語名:
炳灵寺石窟(bǐng líng sì shí kū)
中国語名の読み方:
ビン リン スー シー クー
英語名:
Bingling Si

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