三江程陽風雨橋

概況:

程陽風雨橋は広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県の林渓郷にある、トン族建築の最高峰と称される橋です。1912年に建設が始まり、1924年に完成したこの橋は、石と木を組み合わせた「石墩木結構」という工法で造られており、64.4メートルの長さの橋体には5つの塔のような楼閣と19の橋廊が連なる独特のデザインが特徴です。世界四大歴史名橋の一つに数えられ、1982年には全国重点文物保護単位に指定されました。釘を一切使わずに木の組み手(榫卯)のみで建造されたその技術はトン族の職人技の結晶であり、単なる交通手段としてだけでなく、雨風をしのぎ、人々が集い交流する「廊下のある橋」としての役割も果たしてきました。

見所:

釘を使わない伝統工法: 橋全体が釘を一本も使わず、木の組み手(榫卯)技術のみで組み上げられており、トン族の卓越した建築技術を間近で見学できます。
5つの楼閣と橋廊: 橋の上に建つ5つの塔式楼閣と19の橋廊は、それぞれが繋がっており、雄大で優美な景観を作り出しています。楼閣は橋の重量を分散させる役割も果たしています。
程陽八寨の散策: 橋の周辺には馬安寨、岩寨、平寨、大寨などのトン族の村寨(程陽八寨)が広がり、伝統的な家屋や鼓楼、生活風景をゆっくり観賞できます。
トン族の文化体験: 馬安寨の鼓楼広場などでは、不定期でトン族の歌舞のパフォーマンスが行われることがあります。トン族の「百家宴」を体験できる機会もあります。

入場料:

大人券は60元です。子供(身長1.2メートル以下または16歳以下)、70歳以上の高齢者、現役義務兵、記者、導遊などは無料または割引となる場合がありますので、詳細は現地でご確認ください。
中国語名:
三江程阳风雨桥(sān jiāng chéng yáng fēng yǔ qiáo)
中国語名の読み方:
サン ジャン チョン ヤン フォン ユィ チァオ
英語名:
Chengyang Wind Rain Bridge In Sanjiang
三江程陽風雨橋の観光時間:
ハイシーズン:8:30〜17:00
ローシーズン:8:30〜17:00
※景区は終日開放されている場合もありますが、施設のメンテナンス等により変動することがあります。
三江程陽風雨橋へのアクセス:
住所:
広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県林渓鎮程陽八寨景区内

公共交通機関:
バス: 三江県城(古宜鎮)の河西橋頭交差点または汽車站から「三江~林渓」行きのバスに乗車し、「程陽風雨橋」バス停で下車します。運賃は約5~6元です。
その他: 三江南駅(高速鉄道駅)からタクシーや相乗り車を利用する場合は、目的地を「程陽八寨景区」と伝えると良いでしょう。
注意事項:
橋は貴重な文化遺産です。木材の彫刻や石材に触れたり、傷つけたりする行為はお控えください。 橋の上や周辺の路地は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴でのご来場をお勧めします。 周辺のトン族村寨は生活の場です。住民のプライバシーを尊重し、静かに見学しましょう。 天候が変わりやすい地域です。急な雨や日差しに備えて、折り畳み傘や帽子などの準備があると安心です。
三江程陽風雨橋についてのお問い合わせ
三江程陽風雨橋についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ