三江鼓楼

概況:

三江鼓楼は広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県の多耶広場に位置する、トン族建築の最高峰と称される木造建築物です。2002年11月に竣工し、国の無形文化遺産である「トン族木構建築営造技藝」の継承者である名工・楊似玉氏を中心とした工匠たちによって建設されました。高さ42.6メートル、27層の瓦檐を持つその姿は「侗郷第一鼓楼」または「世界第一鼓楼」とも呼ばれています。建築には一本の釘も使われておらず、すべて伝統的な木組みの技術(榫卯)で組み上げられており、トン族の卓越した建築技術の結晶です。楼内には樹齢200年を超える巨大な杉の大柱が使用されるなど、その規模と技術の高さから、三江県のシンボルとしてだけでなく、祭祀や集会、娯楽など村の生活の中心となる役割を果たしてきました。

見所:

精巧な木組み技術: 釘を一切使わず、木の組み手(榫卯)のみで組み上げられた巨大建築は、トン族の工匠たちの卓越した技術の結晶です。
4つの観景台: 内部には4層の観景台が設けられており、最上層の25層からは三江の街並みと周囲の山々のパノラマを一望できます。
基壇の浮き彫り: 鼓楼の基壇石には、トン族の伝統的な生活や文化(花砲を奪い合う儀式「搶花砲」や「踩歌堂」、「油茶をたてる」など)を描いた精緻な浮き彫りが施されており、トン族の歴史と文化を学ぶことができます。
夜間のライトアップ: 日没後は鼓楼が美しくライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。夜景の写真撮影にも最適です。

入場料:

15元。学生は10元、身長1.2メートル未満の子供や70歳以上の高齢者、障害者手帳所持者などは無料となる場合があります。
中国語名:
三江鼓楼(sān jiāng gǔ lóu)
中国語名の読み方:
サン ジャン グゥ ロウ
英語名:
Sanjianggulou
三江鼓楼の観光時間:
ハイシーズン(夏時間):08:00〜22:00(入場受付は19:00まで、最終入場は20:00まで)
ローシーズン(冬時間):08:00〜21:00(入場受付は19:00まで、最終入場は20:00まで)
三江鼓楼へのアクセス:
住所:

広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県侗郷大道19号(多耶広場近く)
公共交通機関:

鉄道:

三江南駅(高速鉄道駅)から3路バスに乗車し、「多耶広場」バス停で下車します。
バス: 三江県内のバス1路を利用する場合、「国税局」バス停から徒歩約11分です。県内の主要バス停からは2路バスも利用できます。
注意事項:
鼓楼はトン族にとって大切な文化遺産です。内部の木材や浮き彫りなどには触れないようお願いします。 階段や観景台はやや急な部分がありますので、歩きやすい靴でのご来場をお勧めします。 周辺にはトン族の伝統的な「風雨橋」や「トン族鳥巣」などの見所もあり、合わせて観光することができます。 トン族の習慣を尊重し、マナーを守って見学しましょう。地元のガイドさんから話を聞くと、より深く文化を理解できます。

三江鼓楼の写真

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