龍沙公園

概況：
龍沙公園は黒竜江省チチハル市の中心部、公園路に位置する歴史ある公園です。1904年（または1907年）に創設され、面積64ヘクタール（うち水域面積20ヘクタール）を誇り、東北地区で最大規模の総合公園として知られています。もともと「倉西公園」と呼ばれていましたが、唐代の詩人李白の詩句に由来する「龍沙」（塞外の地を指す）という名前に改められました。園内は文化観光エリア、労働湖観光エリア、動物園エリアなど五つの区域に分かれており、自然と歴史、レジャーが一体となった魅力あふれる空間です。冬季には「龍沙冰景游览会」が開催され、美しい氷の彫刻が訪れる人々を楽しませてくれます。

見所：
園内のシンボルである望江楼は1907年に建設された古典楼閣で、労働湖の東岸の築山に位置し、園内や市街地を一望できます。
1926年に民族英雄の寿山将軍を記念して建立された寿公祠は、園内にある格式高い園中園です。
労働湖は園内の中心的な水景観で、湖の中に島があり、島の中に湖がある独特の景観を形成しており、橋や亭が景色に風情を添えています。
動物園エリアでは、丹頂鶴、東北虎、アフリカ獅子、ヒョウ、ハイイログマ、ヘラジカなど、100種類以上の珍しい動物たちを見学できます。
園内には140種類以上の花卉が植えられており、季節ごとに色とりどりの花が咲き競います。また、勝龍山の上に建つ天遠閣はチチハル市の最高地点で、ここからは市内全体を見渡すことができます。

入場料：無料
龙沙公园(lóng shā gōng yuán)ロン シャア ゴン ユェンLongshagongyuan
ハイシーズン：7:30〜17:30
ローシーズン：8:00〜17:00
※公園は基本的に年中無休で開放されていますが、施設や区域によっては上記時間を基準としている場合があります。住所：
黒竜江省チチハル市龍沙区公園路32号（または36号）
公共交通機関：
チチハル駅からは、15路バスに乗車し「二号院站」で下車して3号門から、または2路バスに乗車し「労働橋站」で下車して5号門から入園できます。
その他、市内では1路、5路、11路、16路、104路、27路、28路などのバス路線も公園へのアクセスに利用できます。9路、106路、108路バスで「中環華美家具広場站」で下車し、歩いて1号門または2号門から入る方法もあります。公園は広いため、見学には歩きやすい靴のご着用をお勧めします。 動物園エリアなど、特定の区域では喫煙や動物へのエサやりはご遠慮ください。 夏季は蚊が多いため、虫除け対策をされることをお勧めします。冬季は防寒対策を万全に。 園内の歴史的建造物や施設は大切に利用してください。 公園には複数の出入口がありますので、ご自身の観光ルートに合わせて最適な入口を選ぶと便利です。