洛陽博物館

概況:
洛陽博物館(Luoyang Museum)は、河南省洛陽市洛龍区聶泰路に位置する国家一級博物館です。1958年に創設され、2009年に完成した新館は「鼎立天下」をデザインコンセプトとし、大鼎(古代の青銅器)の造型をした壮大な建築物で、その建築面積は6.2万平方メートルに及びます。十三朝古都として知られる洛陽の豊かな歴史を背景に、旧石器時代から明清時代に至るまで、時代の連続性が特徴の約40万点もの文物を所蔵しており、中国の文明が絶えることなく続いてきたことを物語る重要な施設です。特に商周青銅器、漢魏陶俑、唐代三彩、歴代石刻などが質、量ともに高い評価を受けています。2018年には全国中小学生研学実践教育基地にも指定されるなど、教育・文化活動の拠点としても重要な役割を果たしています。

見所:
常設展「河洛文明」は、洛陽を中心とした黄河文明の発展を古代から明清時代まで体系的にたどることができる圧巻の展示です。
**珍宝館(2階)**には、白玉杯、三彩黒釉馬、獣面紋銅方鼎、石辟邪など、博物館の顔とも言える国宝級の文物が数多く展示されています。
唐三彩展は、唐代の華やかな文化を代表する三彩陶器のコレクションで、その豊かな色彩と独特の造形美を鑑賞できます。
石刻芸術展では、北魏から唐代にわたる仏像や石碑など、力強くも繊細な石造芸術の数々を見学することができます。
「東方のビーナス」**の愛称で親しまれる北魏の泥塑人面像は、神秘的な微笑みが印象的で、多くの訪れる人々を魅了しています。

入場料:
入場は無料です。ただし、観覧には事前に洛陽博物館の公式ウェブサイトまたは公式WeChat公式アカウントでの実名予約が必要となります。予約は訪問日の3日前から可能な場合が多いようです。
中国語名:
洛阳民俗博物馆(luò yáng mín sú bó wù guǎn)
中国語名の読み方:
ルオ ヤン ミン スウ ボー ウ グァン
英語名:
Luoyang Folklore Museum
洛陽博物館の観光時間:
ハイシーズン・ローシーズン共通:火曜日から日曜日の 9:00 から 17:00 まで(入場は16:00または16:30までに終了)。
休館日:毎週月曜日(牡丹文化節期間中および法定休日を除く)
洛陽博物館へのアクセス:
住所:
河南省洛陽市洛龍区聶泰路
公共交通機関:
洛陽市内からは、1路、77路、201路などのバスを利用し、「洛陽博物館」バス停で下車します。また、地下鉄2号線の「文博園」駅で下車し、そこから約600メートル徒歩でもアクセスできます。
注意事項:
入館時には、予約後に表示されるQRコード、または予約時に登録した身分証明書(パスポートや身分証)の原本を必ずご持参ください。入館ゲートでスタッフが確認します。 館内は静かな環境を保つよう心がけ、他の来館者の迷惑となるような大声での会話はお控えください。貴重な文化財を保護するため、フラッシュを使用した写真撮影や三脚の使用はご遠慮いただく場合があります。 館内は全面禁煙です。また、大きな荷物は入口にある手荷物預かり所に無料で預けられますので、ご利用ください。 より深く理解するために、音声ガイド(有料)のレンタルや、ボランティアガイド(特定の時間帯に無料で実施)を利用されることをお勧めします。
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