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唐恭陵(李弘墓)

概況:
唐恭陵(とうきょうりょう)は、河南省洛陽市偃師区緱氏鎮(こうしちん)にある唐代の皇帝陵です。唐の高宗李治と則天武后の長男である李弘(りこう、652-675)の墓所として知られ、「太子冢」とも呼ばれています。李弘は24歳で急逝した後、父親の高宗によって「孝敬皇帝」と追号され、皇帝の礼で埋葬されました。これは太子が皇帝に追号された初めての事例であり、唐代の「号墓為陵」制度を体現する貴重な実例です。陵園は正方形で一辺約440メートル、総面積は500畝(約33万平方メートル)に及び、洛陽にある唐陵の中では最大規模を誇ります。南に嵩山を望み、北に洛河を臨む景勝地に位置し、神道には石獅子、翁仲、天馬、望柱など精巧な石刻が並び、盛唐期の芸術の高さを伝えています。1963年に河南省重点文物保護単位に、2001年には全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
神道石刻群は、19点の石像からなり、立獅、坐獅、翁仲、天馬、望柱などが左右対称に配置され、唐代の石刻藝術の精華を見ることができます。
**霊台(太子冢)**は陵園の中心に位置する高さ22メートルの封土で、長方形の覆斗形をしており、唐代陵墓の典型的な様式を伝えています。
**哀皇后墓(娘娘冢)**は霊台の東北50メートルに位置する太子妃の墓で、方錐形の封土が特徴です。
「孝敬皇帝睿德記」碑は唐高宗自らが撰文した碑で、太子李弘の德行を称えるとともに、父子の深い情感をうかがわせる歴史的資料です。
陵園の整体布局は坐北朝南の正方形で、四方の神門と角楼の跡が残り、唐代の陵園规制を理解する上で重要な手がかりとなります。

入場料:情報により30元前後とされていますが、正確な料金は現地でご確認ください。
中国語名:
唐恭陵(李弘墓)(táng gōng líng lǐ hóng mù)
中国語名の読み方:
タン ゴン リン リー ホン ムゥ
英語名:
Tomb Of Lihong
唐恭陵(李弘墓)の観光時間:
ハイシーズン:8:00~18:00
ローシーズン:8:00~17:30 ※季節や天候により変動する可能性があります。
唐恭陵(李弘墓)へのアクセス:
住所:河南省洛陽市偃師区緱氏鎮滹沱村

公共交通機関:洛陽市内から偃師行きのバスを利用し、「緱氏鎮」で下車後、現地の交通手段を利用してお進みください。詳細な路線は現地の最新情報をご確認されることをお勧めします。
注意事項:
陵園内の石刻や遺構は貴重な文化財ですので、触れたり登ったりしないようお願いします。 静かな環境保全区域ですので、他の参观者の迷惑とならないよう、大声での会話はお控えください。 周辺は農地や自然環境が広がっていますので、ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、指定の場所に捨ててください。 夏季は日差しが強い日がありますので、帽子や水分補給などの暑さ対策をしてお出かけください。 現地の案内表示に従い、安全に見学してください。

唐恭陵(李弘墓)の写真

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